【徹底解説】内野手グローブの色・サイズに関する高校野球ルール|大会前に確認しておきたい規定
こんにちは。Baseball Growth LabのSAKURAです。高校で甲子園、大学で全国大会を経験し、今はその経験を活かしてグローブの型付け・仕入れ・販売もしています。以前のオーダーグローブの色・刺繍カスタマイズについての記事で、「色・サイズの大会規定については、別記事で詳しく整理する予定です」とお伝えしていました。今回はその約束通り、高校野球のグローブに関する色・しめひも・商標の規定について、公式資料をもとに詳しく整理していきます。
新しいグローブを準備するとき、こんな不安はありませんか?
- 気に入った色のグローブを買ったら、大会で使えないと言われないか心配
- 紐(しめひも)の色を本体と変えたいけど、規定に引っかからないか不安
- オーダーグローブを発注する前に、色の規定を確認しておきたい
- グラブのサイズにも制限があるのか分からない
- ネットの情報が古い・あいまいで、何を信じればいいか分からない
新しいグローブを買おうと思うんですけど、赤色のグローブっていうのは高校野球だと使えないって本当ですか?友達から聞いたんですけど、正直あいまいな情報しかなくて不安なんです。
それは正しい情報ですよ。日本高等学校野球連盟が公表している用具の使用制限では、グラブ本体の色は決まった系統の色しか使えないと定められています。今日はその内容を、公式資料をもとに一つずつ整理していきますね。
日本高等学校野球連盟が公表している「高校野球用具の使用制限」によると、グラブ本体のカラーはブラウン系・オレンジ系・ブラックの3系統のみと定められており、赤や青などのカラーは使用できません。しめひも(紐)の色は投手用は本体と同色、野手用はブラック・ブラウン系なら本体色を問わず使用可という違いがあります。これらの規定は年度によって見直されることがあるため、最新の連盟規則を必ず確認したうえで用具を準備しましょう。
この記事のポイント
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| ①本体カラーの規定 | ブラウン系・オレンジ系・ブラックの3系統のみ |
| ②しめひも(紐)の色の規定 | 投手用は本体と同色、野手用は黒・茶系なら本体色を問わず可 |
| ③商標(マーク)・表面表記の規定 | 大きさ・位置・氏名番号の表記可否 |
| ④サイズの扱いと大会ごとの違い | 本資料に数値記載なし、都道府県連盟への確認が必須 |
こんな人におすすめ
- ✅ 新しいグローブを買う前に、色の規定を確認しておきたい人
- ✅ オーダーグローブで色・しめひもを選ぶ前に規定を知りたい人
- ✅ 「紐の色を本体と変えるのはNG」という情報の正確なところを知りたい人
- ✅ グラブのサイズ規定について知りたい人
- ✅ 地方大会と甲子園で規定が違うのか気になっている人
①グラブ本体のカラーは3系統のみ
日本高等学校野球連盟が公表している「2026年度高校野球用具の使用制限」によると、グラブ・ミットの本体カラーはブラウン系、オレンジ系、ブラックの3系統と定められています。これは投手用・捕手用・野手用のいずれにも共通するルールで、指掛け部分(親指や小指を掛ける部分)も同様に、この3系統の中から選ぶ必要があります。つまり、友人が言っていた「赤色のグローブは高校野球で使えない」という情報は、正確には「グラブ本体のカラーは、ブラウン系・オレンジ系・ブラックの3系統に限られている」というルールに基づくもので、結果として純粋な赤やビビッドな色は使用できない、ということになります。
一方で、表部(捕球面)と裏部(平裏)のカラーが違っていても、それぞれが使用できるカラーの範囲内であれば問題ないとされています。たとえば、表はブラック、裏はブラウン系、といった組み合わせは可能ということです。また、品名・品番・マーク類をスタンプで表示する場合の色は、ブラックまたは焼印の自然色でなければならないとされています。縫い糸のカラーには特に制限が設けられていません。
なぜここまで本体カラーが限定されているのか、私自身の理解では、白や灰色に近い色、あるいはボールに紛れやすい色をグラブに使ってしまうと、打球や送球がグラブと重なったときに視認しづらくなり、プレーの安全面や公平性に影響が出かねないという考え方があるのだと思います。実際、投手用グラブについては「白または灰色以外の色」という表現が随所に出てくることからも、ボールとの見分けやすさが重視されていることがうかがえます。オーダーグローブで珍しい色に挑戦したい気持ちはよく分かりますが、この背景を知っておくと、規定への納得感も違ってくるはずです。
| 本体カラーの例 | 使用可否 |
|---|---|
| ブラック、こげ茶・キャメルなどブラウン系、オレンジ系 | 使用可 |
| 赤、青、緑、紫、白、蛍光色など上記以外の色 | 使用不可 |
ハミ出し・へり革も「目立たない色」が基本
グラブの中材がはみ出る「ハミ出し」部分や、グラブの縁を保護する「へり革」についても、グラブ本体と同系色で目立たないもの、または革の自然色とすることとされています。オーダーグローブで細部までデザインにこだわりたい場合も、この「本体と同系色・目立たない色」という基準は意識しておくとよいでしょう。
実体験:大会前の用具チェックで指摘されたこと
私が高校生だったときも、大会前には必ず用具のチェックが行われていました。ユニフォームやスパイクだけでなく、グローブについても本体カラーが規定の範囲に収まっているか、しめひもの色が問題ないかを、顧問の先生やチームの主将がひとりひとり確認していたのを覚えています。当時、チームメイトの一人が新しく買ったグローブのレッドカラーが規定の色に見えるかどうか微妙なラインで、大会直前に慌てて確認を取っていたことがありました。結果的には問題なく使用できたのですが、「もっと早く確認しておけばよかった」と本人が話していたのが印象に残っています。新しいグローブ、特にオーダーグローブを準備するときは、大会直前ではなく、発注前・購入前の早い段階で確認しておくことを強くおすすめします。
②しめひも(紐)の色ルールは投手用と野手用で異なる
しめひも(紐)の色については、「本体と紐の色が違うとダメ」という情報を耳にしたことがある方も多いと思います。これは半分正しく、半分は野手用グローブには当てはまらないというのが正確なところです。規定を整理すると、以下のようになります。
| グラブの種類 | しめひもの色の規定 |
|---|---|
| 投手用グラブ | 本体と同色。ただし本体と同系色で目立たないものは可 |
| 野手用グラブ(捕手用含む) | 本体カラーと同系色が基本。ただしブラックとブラウン系のしめひもに限り、本体カラーにかかわらず使用可 |
つまり、投手用グラブは紐の色に厳しめの制限がありますが、野手用グラブに限っては、本体がオレンジ系でも紐をブラックやブラウン系にする、という組み合わせが認められています。内野手のグラブで本体カラーと違う色の紐を見かけることがあるのは、このルールがあるためです。逆に言えば、野手用であっても本体カラーと系統の違う「ブラック・ブラウン系以外」の紐(たとえばネイビーや目立つ色)は認められていない、という点には注意が必要です。しめひもの長さについても、長すぎないこと、親指の長さ程度にすることとされています。
③商標(マーク)の大きさ・位置と表面表記の規定
グラブに付けるメーカーの商標(マーク)にも細かい規定があります。大きさは縦4センチ、横7センチ以内とされ、材質は布片への刺繍または樹脂の成型物、あるいは連盟が認めたものに限られます。表記できる箇所は、背帯(せおび)あるいは背帯に近い部分、または親指のつけ根の部分のうち、いずれか1箇所のみです。投手用グラブに商標を表示する場合は、文字の部分を含めてすべて白または灰色以外の色にする必要があるとされています。
また、グラブ・ミットの表面(捕球面・背面)に氏名、番号、その他の文字を表記することは禁止されています。ただし、捕球面と背面が同一カラーであれば、スムース加工やシボ加工、パンチング加工といった革の表面処理の違い自体は認められています。オーダーグローブで刺繍を検討している場合は、これらの位置・サイズのルールも踏まえて発注するようにしましょう。
「連盟が認めたもの」という表現が商標の材質規定に含まれている点も見逃せません。これは、布片への刺繍や樹脂の成型物以外にも、個別に連盟が使用を認めた特殊な素材・加工方法があり得るという意味です。判断に迷うような素材・加工のマークを検討している場合は、自己判断で発注を進めず、事前に確認を取っておくのが確実です。
④サイズそのものの規定と、地方大会・甲子園での違い
ここは正直にお伝えしておきたいのですが、私が確認した日本高等学校野球連盟の「用具の使用制限」の資料には、グラブ本体の縦・横のサイズそのもの(寸法)を数値で定めた記載は見当たりませんでした。サイズについて具体的な規定があるのは、あくまで商標(マーク)の大きさ(縦4センチ×横7センチ以内)についてです。「グラブのサイズにも上限があるのでは」と気になっている方は多いと思いますが、現時点で確認できる公式資料の範囲では、本体寸法そのものへの言及はありません。念のため、所属の都道府県高等学校野球連盟、または出場予定の大会要項に、サイズに関する独自の定めがないかを確認しておくと安心です。
確認する際は、次のような形で問い合わせると話が早く進みます。「〇〇メーカーの〇〇という型番のグラブを検討しているが、本体カラーは〇〇系、しめひもは〇〇色で問題ないか」というように、色の系統・型番を具体的に伝えたうえで確認すると、顧問の先生や連盟の担当者にとっても回答しやすくなります。特にオーダーグローブは完成してからの変更ができないため、発注書にサインする前の最後の確認事項として、このやり取りを済ませておくことを習慣にしておくと安心です。
また、「地方大会と甲子園(全国大会)で規定が変わるのか」という点についてですが、この使用制限の資料は日本高等学校野球連盟が全国共通のルールとして公表しているものです。基本的には地方大会・甲子園ともに同じ基準が適用されると考えてよいでしょう。ただし、都道府県ごとの高等学校野球連盟や、大会の主催者側で独自の申し合わせ事項が追加されている可能性もゼロではありません。新しいグローブを購入する前、特にオーダーグローブのように後から変更が利かないものを発注する前には、所属チームの顧問の先生や、都道府県連盟に事前に確認することを強くおすすめします。
なお、この記事でお伝えしている内容は高校の硬式野球における規定です。少年野球(軟式)や中学軟式野球では、加盟している連盟や大会によって用具の規定が異なる場合があります。「高校野球で聞いた話だから」と鵜呑みにせず、今所属しているカテゴリの連盟規則を確認するようにしてください。
型付け済みグローブを探している方へ
私が型付けを行って販売しているグローブは、もともと大会での使用を想定してブラウン系・ブラック系を中心に仕入れているため、色の規定という面では選びやすいものが多いと思います。「規定を気にせず、まずは実際に使えるグローブから選びたい」という方は、こちらもチェックしてみてください。
規定がしっかり整理されて、すごく安心しました。色選びで失敗しないように、発注前にちゃんと確認しようと思います。
それが一番大切です。規定は年度によって見直されることもあるので、発注の直前にもう一度、最新情報を確認する習慣をつけておくといいですよ。
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まとめ
- グラブ本体のカラーはブラウン系・オレンジ系・ブラックの3系統のみで、赤や青などは使用できない
- しめひもの色は、投手用は本体と同色が基本、野手用はブラック・ブラウン系に限り本体カラーを問わず使用できる
- 商標(マーク)の大きさは縦4センチ×横7センチ以内、表面への氏名・番号の表記は禁止
- グラブ本体のサイズ(寸法)そのものへの規定は、確認できた公式資料には明記がない
- 地方大会・甲子園は基本的に共通ルールだが、独自の申し合わせがないか都道府県連盟への確認が安心
グローブの色やしめひものルールは、細部まで知っておくことで、購入前・発注前の不安をかなり減らすことができます。今回お伝えした内容は、日本高等学校野球連盟が公表している資料をもとにまとめたものですが、規定は年度によって見直されることがあります。特にオーダーグローブのように後戻りができない買い物をする前には、必ず最新の連盟規則、そして所属チームや都道府県連盟への確認を行ったうえで、納得のいく一本を選んでください。細かい規定に振り回されすぎず、まずは大枠(本体はブラウン系・オレンジ系・ブラック、しめひもは投手用と野手用で異なる)を押さえておくだけでも、グローブ選びの安心感はぐっと変わってくるはずです。
よくある質問
Q. 赤色のグローブは高校野球で本当に使えませんか?
A. 日本高等学校野球連盟の使用制限では、グラブ本体のカラーはブラウン系・オレンジ系・ブラックの3系統に限られており、赤色は含まれていません。そのため、純粋な赤色のグラブは大会での使用が難しいと考えられます。
Q. しめひもの色を本体と変えることは絶対にできないのですか?
A. 野手用グラブに限り、ブラックとブラウン系のしめひもであれば本体カラーにかかわらず使用できます。ただし投手用グラブは、本体と同色(または同系色で目立たないもの)にする必要があります。
Q. グラブのサイズにも上限はありますか?
A. 私が確認した日本高等学校野球連盟の使用制限の資料には、グラブ本体の寸法そのものを定めた記載は見当たりませんでした。商標(マーク)の大きさには縦4センチ×横7センチ以内という規定があります。サイズに不安がある場合は、都道府県連盟や大会要項に別途確認することをおすすめします。
Q. 地方大会用と甲子園用でグローブを変える必要はありますか?
A. 使用制限の資料は日本高等学校野球連盟が全国共通のルールとして公表しているものなので、基本的には同じグローブを地方大会・甲子園を通して使用できると考えられます。ただし、大会や連盟によって独自の申し合わせがある可能性もあるため、心配な場合は事前に確認しておくと安心です。
Q. この規定は毎年同じ内容ですか?
A. 用具の使用制限は年度ごとに見直しが行われることがあります。ここでお伝えした内容は特定年度の公式資料をもとにしたものなので、実際に用具を準備する際は、必ずその時点での最新の連盟規則を確認するようにしてください。
Q. 少年野球や中学軟式でも同じ色の規定が適用されますか?
A. この記事でお伝えしているのは高校の硬式野球における規定です。少年野球や中学軟式野球は加盟している連盟・大会によって規定が異なる場合があるため、同じルールが適用されるとは限りません。所属しているチームや連盟に別途確認することをおすすめします。
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