【甲子園出場経験者が解説】内野手用グローブの選び方|失敗しない5つのポイント
はじめに
グローブ選びで悩んだことはありませんか?
野球用品店やネットショップを見ると、さまざまなメーカーやモデルがあり、どれを選べばいいのか分からなくなる方も多いと思います。
私は小学生から大学生まで一貫して内野手としてプレーしてきました。
リトルリーグでは全日本大会に出場し、中学ではボーイズリーグ埼玉県選抜に選出、高校では甲子園出場、大学では全日本大学軟式野球選手権ベスト4、東日本大学軟式野球選手権優勝を経験しました。
その中で数多くのグローブを使用してきましたが、振り返ると「自分に合ったグローブ選び」と「適切な型付け」が守備力に大きく影響していたと感じています。
この記事では、これまでの経験をもとに、内野手用グローブを選ぶ際に意識したいポイントを解説します。
これからグローブを購入する方や買い替えを検討している方の参考になれば幸いです。
内野手用グローブ選びで大切な5つのポイント
サイズ
内野手用グラブを選ぶうえで、まず重要になるのがサイズです。
ただし、サイズといっても単純に「大きい・小さい」だけではありません。
グラブ全体の大きさはもちろん、捕球面の広さによっても使用感は大きく変わります。
一般的にショートやセカンドは素早い捕球から送球への動作が求められるため、操作性を重視してややコンパクトなグラブを好む選手が多いです。
一方で、サードは強い打球への対応が求められるため、ショートやセカンドと比べて少し大きめのグラブを選ぶ選手も少なくありません。
私自身も内野手としてプレーする中で、単純なサイズだけでなく「自分がどのような打球を処理するのか」を意識してグラブを選んできました。
サイズ選びに正解はありませんが、自分のポジションやプレースタイルに合った大きさを選ぶことが、守備力向上への第一歩だと考えています。
サイズで迷ったらまずこの表を参考にしてください。
| ポジション | 目安サイズ |
|---|---|
| 投手 | 11.5〜12インチ |
| 内野手 | 11.25〜11.75インチ |
| 外野手 | 12.5〜13インチ |
| オールラウンド | 11.75〜12.25インチ |
サイズ選びをもっと詳しく知りたい方はこちら
▶ 【完全版】野球グローブのサイズの選び方|ポジション別の目安も徹底解説
ポケットの深さ
サイズと同じくらい重要なのが、ポケットの深さです。

ポケットとは、ボールを捕球する際に収まるグラブの中心部分のことを指します。
一般的にポケットが浅いグラブは握り替えがしやすく、ポケットが深いグラブは捕球の安定感が高くなる傾向があります。
しかし、私は「浅い・深い」だけでなく、「どこにポケットを作るか」が重要だと考えています。
私自身はウェブ下と薬指下の2つのポケットを意識して型付けを行うことが多いです。
ウェブ下のポケットは、ライナーや送球を捕球する際に使いやすく、強い打球にも対応しやすい特徴があります。
一方で薬指下のポケットは、ゴロ捕球や素早い握り替えを行う際に使いやすく、特に内野手にとって大きなメリットがあります。
ショートやセカンドは素早い捕球から送球までのスピードが求められるため、ウェブ下と薬指下の2つのポケットを使い分けられるグラブがおすすめです。
反対にサードは強い打球への対応が求められるため、ウェブ下に大きめのポケットを作り、確実な捕球を重視する考え方もあります。
ポケットの深さや位置に正解はありません。
大切なのは、自分がどのようなプレースタイルを目指すのかを考え、それに合ったポケットを選ぶことです。
グラブ選びや型付けを行う際は、ぜひポケットの位置にも注目してみてください。
ポケット位置で迷う方はこちら
▶グローブのポケット位置はどこがいい?ウェブ下・薬指下・手のひらの違いを解説
ウェブ
ウェブとは、親指と人差し指の間にある網状の部分のことを指します。

ウェブは見た目の違いだけと思われがちですが、実際にはグラブの重さやポケットの深さにも影響する重要な部分です。
内野手用グラブでよく採用されるHウェブやクロスウェブは、ウェブ部分の面積が比較的小さいため軽量になりやすい特徴があります。
また、使用される革紐の量も少ないため、比較的柔らかくなりやすく、扱いやすいと感じる選手も多いです。
一方で、近年人気の高いバスケットウェブは革の面積が大きく、グラブ全体にしっかりとした剛性が出やすい特徴があります。
さらに、ポケットが深くなりすぎにくいため、握り替えのしやすさを重視する内野手から支持されています。
ただし、どのウェブが優れているというわけではなく、プレースタイルや好みによって適したウェブは異なります。
グラブを選ぶ際は、見た目だけでなく重さやポケットへの影響も考えながら、自分に合ったウェブを選ぶことをおすすめします。
ウェブについて詳しく知りたい方はこちら
▶【初心者向け】グローブのウェブの種類と特徴を徹底解説!ポジション別のおすすめも紹介
革の種類
グラブを選ぶ際は、革の種類にも注目してみましょう。

内野手用グラブでよく使用される革には、ステアレザーやキップレザーがあります。
ステアレザーは成牛の革で、耐久性が高く型崩れしにくいのが特徴です。しっかりとした張りがあり、長く使用したい選手に向いています。
一方でキップレザーは生後間もない牛の革を使用しており、きめが細かく、軽量でしなやかな質感が特徴です。手になじみやすく、操作性を重視する選手から人気があります。
私自身もさまざまなグラブを使用してきましたが、どちらが優れているというよりも、自分がどのようなグラブを求めているかが重要だと感じています。
例えば、しっかりとした張りや耐久性を重視するならステアレザー、軽さや操作性を重視するならキップレザーが選択肢になるでしょう。
革の種類によって捕球感や使用感は大きく変わるため、購入前にはぜひ確認しておくことをおすすめします。
グラブを購入したら、革の状態を長く保つために保革オイルやブラシも用意しておくと安心です。
革の種類について詳しく知りたい方はこちら
▶【完全版】野球グローブの革の種類を徹底解説|ステア・キップ・和牛レザーの違いとは?
型付け
私がグラブ選びの中で最も重要だと考えているのが型付けです。

どれだけ良いグラブを購入しても、型付けが自分に合っていなければ本来の性能を発揮することはできません。
実際に同じモデルのグラブでも、型付けによって捕球感や操作性は大きく変わります。
私は型付けを行う際、単純にグラブを柔らかくすることだけを目的にはしていません。
まず意識しているのは、捕球面が浮かないことです。捕球面が浮いてしまうと、打球に対して安定した捕球が難しくなります。
また、手とグラブがしっかり連動して動くことも重要です。グラブだけが動くのではなく、自分の手の一部のように扱える状態を目指して型付けを行っています。
さらに、どこまで柔らかくするのかも重要なポイントです。柔らかすぎると形状の維持が難しくなり、逆に硬すぎると実戦で使いづらくなります。
また、縦型で使用するのか、横型で使用するのかによってもポケットの位置は変わります。
その他にも、指の間の紐の間隔や、小指主導で使うのか親指主導で使うのかなど、細かな部分まで意識して型付けを行っています。
ただし、私は最初から理想の型を完成させる必要はないと考えています。
もちろん試合で使用できる最低限の柔らかさまでは型付けを行いますが、最終的な型は実際のプレーの中で作られていくものです。
グラブは使い方によって閉じ方や捕球位置が変わるため、最初から柔らかくしすぎてしまうと後から修正することが難しくなります。
実際に使用しながら少しずつ柔らかくしていくことで、自分のプレースタイルに合った型へと自然に仕上がっていきます。
また、ポケットについても同様です。
どこでボールを捕球するかは選手によって異なるため、実際のプレーを重ねることで自分に合った位置にポケットが形成されていきます。
私は型付けを行う際も、最終的には選手自身が使い込みながら完成させることが理想だと考えています。
だからこそ、グラブ選びではメーカーや見た目だけでなく、「どのような型で使いたいのか」まで考えることが大切だと思います。
自宅で型付けをする場合は、専用の道具があると効率よく行えます。
型付けについて詳しく知りたい方はこちら
▶グローブの型付け方法|すぐ使える型にするコツを甲子園経験者が解説
その他の調整ポイント
グラブの型は、ポケットや柔らかさだけで決まるものではありません。
実際には、「土手紐」や「指また」、「折り返し」など、さまざまな部分が捕球感や操作性に影響します。
例えば土手紐は、抜くことによってグラブの開閉のしやすさや土手部分の硬さが変わります。
また、指または人差し指と中指の間に付いていることが一般的ですが、近年では中指と薬指の間に指またが付いているグラブも増えています。
指またがあることで捕球面が広がりやすくなり、グラブ全体の使い方にも影響を与えます。
さらに、折り返しにも「あり」「ハーフ」「なし」の種類があります。
折り返しがハーフやなしのグラブは、指先で押しやすくなるため、比較的浅めのグラブを作りやすい特徴があります。
一方で、折り返しありのグラブは指先部分にしっかりとした張りが出やすく、好んで使用する選手もいます。
このように、同じ内野手用グラブでも細かな仕様によって使用感は大きく変わります。
グラブを選ぶ際はサイズやポケットだけでなく、こうした細かな部分にも注目してみることをおすすめします。
私が実際に重視していること
ここまでサイズやポケット、ウェブ、革の種類、型付けについて解説してきましたが、私が実際にグラブを選ぶ際に最も重視しているのは「自分のプレースタイルに合っているかどうか」です。
グラブ選びに正解はありません。
プロ野球選手やSNSで話題になっているモデルが必ずしも自分に合うとは限らず、同じポジションでも選手によって求める性能は異なります。
私自身、これまで多くのグラブを使用してきましたが、メーカーや見た目よりも、自分が思い描いたプレーを実現できるかを重視してきました。
例えば、素早い握り替えを重視するのか、強い打球への対応を重視するのかによって、サイズやポケット、型付けの考え方は変わります。
また、購入した時点で完璧なグラブを求めるのではなく、自分で使い込みながら育てていくことも大切だと考えています。
実際のプレーの中で少しずつ自分の癖や捕球位置が反映されることで、本当に自分だけのグラブへと仕上がっていきます。
だからこそ私は、流行や周囲の評価だけでグラブを選ぶのではなく、「自分がどのような選手になりたいのか」を考えながら選ぶことをおすすめします。
そのグラブが自分のプレーに合っていると感じられたとき、守備はもっと楽しくなり、上達も実感できるはずです。
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学生時代から様々なグローブを使い、現在も数多くのグローブに触れてきた経験を活かして、試合で使いやすい型を意識して仕上げています。
もちろん、この記事で紹介したようにグローブ選びで最も大切なのは、「自分に合った一つ」を選ぶことです。
その選択肢の一つとして、興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ
内野手用グラブを選ぶ際は、メーカーや見た目だけでなく、サイズ、ポケット、ウェブ、革の種類、型付けなど、さまざまな要素を考えることが大切です。
特に内野手は捕球から送球までのスピードが求められるため、自分のプレースタイルに合ったグラブを選ぶことが守備力向上につながります。
また、グラブは購入した時点で完成ではありません。
実際のプレーを重ねながら少しずつ自分の手になじませることで、自分だけのグラブへと育っていきます。
私自身も小学生から大学生まで内野手としてプレーする中で、さまざまなグラブを使用してきましたが、最終的に大切なのは「自分が使いやすいと感じること」だと実感しています。
この記事が、これからグラブを購入する方や買い替えを検討している方の参考になれば幸いです。
ぜひ自分に合った一つを見つけて、野球をもっと楽しんでください。

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