オーダーグローブの納期・費用の目安と流れ
こんにちは。Baseball Growth LabのSAKURAです。高校野球・大学野球を通じて内野手を専門にプレーし、甲子園出場も経験しました。現在はその経験を活かして、型付け済みグローブの仕入れ・販売にも携わっています。
以前の記事では、オーダーグローブと既製品の違いや、私自身が高校時代にオーダーした経験についてお伝えしました。今回はその続編として、実際に発注を検討している方向けに、発注から完成までの流れと、納期・費用の目安をもう少し具体的に掘り下げていきます。
費用については、主要ブランドの情報を改めてリサーチし、硬式・軟式での違いも含めて整理しました。ブランドや選ぶ項目によって金額は変動するため、あくまで目安としてお読みいただきつつ、最終的な金額は発注先のお店・メーカーで必ず確認するようにしてください。オーダーを検討している方に、こんな悩みはありませんか?
- オーダーしたいけど、発注から完成までどんな流れになるのか分からない
- 納期がどれくらいかかるのか見当がつかず、大会に間に合うか不安
- 費用の目安が分からず、予算を組みづらい
- 硬式と軟式でオーダーの費用がどう違うのか知りたい
- 発注する前に、これだけは確認しておいた方がいいことを知りたい
オーダーグローブに興味はあるんですけど、実際いくらくらいかかるのか、どれくらい待つのか、正直よく分かっていなくて…
そうですよね、私も高校時代に初めてオーダーしたときは同じように不安でした。今日は流れと納期・費用の目安、そして発注前に確認しておくと失敗しないポイントまで、まとめてお伝えしますね。
オーダーグローブの納期は、ブランドや時期にもよりますが、1ヶ月半〜5ヶ月ほどかかると言われています。費用は硬式で7万円前後、軟式で4万円前後が一つの目安で、既製品の上位モデルよりも高くなる傾向があります。発注前には、元となる型番の形状・ウェブの特性・高校野球での使用可否を必ず確認しておくことをおすすめします。
この記事のポイント
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| ①発注から完成までの流れ | 型番選び→カスタマイズ→仕様確認→製作→受け取り |
| ②納期の目安 | ブランド・時期によって1ヶ月半〜5ヶ月ほど |
| ③費用の目安(硬式・軟式・ブランド別) | 硬式7万円前後、軟式4万円前後が目安 |
| ④発注前に確認しておきたいこと | 型番の形状・ウェブ特性・高校野球での使用可否 |
こんな人におすすめ
- ✅ オーダーグローブの発注から完成までの流れを知りたい人
- ✅ 納期の目安が分からず、大会や進学までに間に合うか不安な人
- ✅ 硬式・軟式それぞれの費用の目安を知りたい人
- ✅ 主要ブランドごとの価格感を比較したい人
- ✅ 発注前に確認しておくべきポイントを知り、失敗を避けたい人
①発注から完成までの流れ
オーダーグローブは、店舗やメーカーによって細かい手順は異なるものの、大まかな流れは共通しています。まず、ベースとなる型番(モデル)を選び、そこからウェブの形、革の色、ステッチや紐の色、刺繍といった項目を一つずつカスタマイズしていきます。多くのブランドでは、Web上のシミュレーションツールで色の組み合わせを事前に確認できるようになっています。
カスタマイズ内容が固まったら、店舗やメーカー側で仕様書を作成し、発注者側で最終確認をしたうえで製作がスタートします。この最終確認の段階で、選んだ内容に間違いがないか、思い違いがないかをしっかりチェックしておくことが大切です。一度製作がスタートすると、後から変更するのは難しくなります。
製作期間を経て完成したグローブが手元に届いたら、そこでようやく発注は完了です。ただし後述するように、完成した時点ではまだ革が硬い状態なので、そこから型付けの工程が必要になります。「完成=すぐ使える」ではないという点は、事前に理解しておいてください。
Web上のシミュレーションツールを使う場合、画面上で見る色と、実際に革になったときの色の見え方には、多少の差が出ることがあります。特にグリーン系やオレンジ系など、濃淡の判断が難しい色を選ぶ場合は、可能であれば店舗で実物のサンプル革を見せてもらってから決めることをおすすめします。私自身、シミュレーション画面ではきれいに見えた色が、実際の革になると少し印象が違ったという経験があり、それ以来サンプルを確認できる場合は必ず実物を見るようにしています。
また、仕様書での最終確認は、面倒に感じても必ず一つひとつ目を通すようにしてください。ウェブの形、革の色、ステッチの色、刺繍の文字といった項目は数が多く、口頭でのやり取りだけだと認識のズレが起きやすい部分です。仕様書に書かれている内容と、自分がイメージしていた内容が本当に一致しているか、発注前にもう一度見直す時間を取ることが、完成後の「思っていたのと違う」を防ぐ一番のポイントだと感じています。
②納期の目安
納期については、ブランドや店舗、そのときの工場の混雑状況によって幅があると言われています。今回リサーチした範囲では、ブランドによって目安として2ヶ月程度としているところもあれば、3〜5ヶ月ほど見ておく必要があるとしているところもありました。同じブランドでも、時期(繁忙期かどうか)によって前後することが多いようです。
| 目安 | 傾向 |
|---|---|
| 1ヶ月半〜2ヶ月ほど | 比較的短めのブランド・時期に該当することが多い |
| 3ヶ月〜5ヶ月ほど | 刺繍などのカスタマイズが多い場合や繁忙期に該当することが多い |
ここで気をつけてほしいのが、この納期はあくまで「完成までの期間」であって、「試合で使えるようになるまでの期間」ではないということです。完成したグローブは、既製品と同じようにまだ硬い状態なので、そこから型付けの期間がさらに必要になります。型付けにかかる期間の目安については、こちらの記事で詳しく解説しています。
つまり、大会や進学のタイミングに合わせてオーダーグローブを準備したい場合は、「発注〜完成までの納期」に「完成〜実戦投入までの型付け期間」を足した日数から逆算してスケジュールを組む必要があります。私自身が源田選手モデルをイメージしてオーダーしたときも、完成の連絡をもらってから実際に試合で使えるようになるまで、さらに数週間ほどかかりました。余裕を持って、早め早めに動き出すことを強くおすすめします。
③費用の目安(硬式・軟式・ブランド別)
費用についても、今回改めて主要ブランドの情報をリサーチしました。ブランドや選ぶ項目(刺繍の有無、ウェブの種類など)によって差はありますが、大まかな傾向として、硬式グローブのオーダーは税込で7万円前後、軟式グローブのオーダーは税込で4万円前後が一つの目安になっている、と言われています。
| 区分 | 費用の目安(税込) |
|---|---|
| 硬式グローブのオーダー | 6万円台後半〜7万円台前半ほど |
| 軟式グローブのオーダー | 4万円前後ほど |
| 硬式と軟式の差額 | 2万円台半ば〜3万円ほど |
硬式と軟式でこれだけの差が出るのは、使用する革の厚みや、硬式球に耐えられるだけの強度が必要になることが大きな理由と考えられます。硬式は硬いボールを繰り返し受け止める分、革そのものにも厚みと耐久性が求められるため、材料費・製作工程の両面で軟式より費用がかかりやすい、と言われています。
また、既製品と比較すると、オーダーグローブは既製品の上位モデル(相場としては硬式で4〜5万円台のものが多い印象です)よりも、さらに1〜2万円ほど上乗せされたイメージに近いと感じています。これは職人が一からカスタマイズ項目に沿って作り上げる分の費用と捉えると分かりやすいと思います。なお、ここで挙げた金額はあくまで今回のリサーチ時点での目安です。価格は改定されることがあるため、実際に発注する際は必ず店舗・メーカーの公式情報で最新の金額を確認してください。
費用をさらに左右するのが、刺繍などの追加カスタマイズ項目です。ブランドによっては、グラブ袋への刺繍を無料サービスとしているところもあれば、平裏への刺繍やネーム刺繍が別途追加料金になるところもあります。「基本料金はいくらか」だけでなく、「自分が入れたいカスタマイズが基本料金に含まれているのか、追加料金になるのか」まで確認しておくと、見積もり段階で予算がぶれにくくなります。
予算の立て方に悩んでいる方は、こちらのグローブ購入の予算相場の記事もあわせて参考にしてみてください。
④発注前に確認しておきたいこと・失敗しないためのポイント
ここからは、実際に型付け・仕入れの現場で見聞きしたことも踏まえて、発注前に確認しておくと失敗しにくいポイントをお伝えします。オーダーは既製品と違って「試着して選ぶ」ことができないぶん、事前の確認がとても大切になります。
ベースとなる型番の形状を確認する
オーダーは、多くの場合すでにあるベースモデル(型番)をもとに、そこからカスタマイズを加えていく形になります。そのため、まずは「元になる型番がどんな形状なのか」をしっかり確認しておくことが大切です。ポケットの深さや全体のシルエットは、カスタマイズできる項目とできない項目があるので、完成後にイメージと違ったということがないよう、事前に店舗のスタッフとしっかりすり合わせておきましょう。
ウェブの特性を調べておく
ウェブの形は、見た目のデザインだけでなく、実際の守備での使い勝手にも直結する部分です。ゴロ捕球のしやすさを重視するのか、フライへの対応力を重視するのかによって、選ぶべきウェブの特性は変わってきます。「見た目が気に入ったから」という理由だけで選んでしまうと、実際に使ってみて「捕りにくい」と感じてしまうこともあるので、それぞれのウェブの特性を事前に調べておくことをおすすめします。
高校野球で使用できる仕様か確認する
これが一番見落とされやすく、かつ一番もったいないポイントです。オーダーグローブは自由度が高い分、選んだ色や仕様によっては、所属チームや大会の規定に適合しない可能性があります。せっかく時間とお金をかけてオーダーしたのに、実際の大会で使えなかったとなると、本当に悲しい思いをすることになります。店舗でオーダーする場合はもちろん、ネットで注文する場合も同様に、発注前に必ずチームの規定・大会規定を確認したうえで、不安な点は店舗のスタッフに直接聞いてみることを強くおすすめします。
サイズを変える場合は完成後のサイズ感までイメージする
もう一つ意識してほしいのが、元の型番からサイズを変更する場合の「完成後のサイズ感」です。オーダーは既製品に比べると個体差は出にくいと言われていますが、それでも元の型番からサイズを変えると、実際に手にしたときの感覚は既製品のイメージとは変わってきます。「元の型番はこのくらいの大きさで、そこからどう変わるのか」というところまでイメージしながらオーダーすることで、完成後の「思っていたのと違う」を減らすことができます。迷ったときは、遠慮せず店舗のスタッフに具体的なイメージを相談してみてください。
個体差が少ないと言っても、革は天然素材である以上、まったく同じ仕上がりになるわけではありません。同じ型番・同じサイズでオーダーしても、革の質感や柔らかさには多少の個体差が出ることがあります。この点は既製品でも同じことが言えるのですが、オーダーの場合は「試着して選び直す」という選択肢がないぶん、届いたグローブの個体差そのものを受け入れる前提で臨む必要があります。だからこそ、サイズやウェブの形といった「変えられる項目」については、できる限り具体的にイメージを固めてから発注することが、納得のいく仕上がりにつながります。
型付け済みグローブを探している方へ
納期や費用の面でオーダーにハードルを感じる場合や、確認すべきことが多くて不安な場合は、すでに型付けが済んだ既製品グローブから始めるのも一つの方法です。
確認することが結構多くて、いきなりオーダーは少しハードルが高いかもです…まずは既製品から検討してみようかな
それで十分だと思いますよ。まずは型付け済みの既製品でグローブ選びの基準を掴んでから、こだわりが固まったタイミングでオーダーを検討する、という順番がおすすめです。
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まとめ
- オーダーは型番選び→カスタマイズ→仕様確認→製作→受け取りという流れ
- 納期はブランド・時期によって1ヶ月半〜5ヶ月ほどが目安、そこに型付け期間も加えて逆算する
- 費用は硬式で7万円前後、軟式で4万円前後が目安。硬式軟式の差は2万円台半ば〜3万円ほど
- 発注前には型番の形状・ウェブ特性・高校野球での使用可否を必ず確認する
- 元の型番からサイズを変える場合は、完成後のサイズ感までイメージしながらオーダーする
オーダーグローブは、既製品にはない自分だけの一本を作れる魅力的な選択肢です。ただし、その分費用も納期もかかりますし、確認すべきポイントも既製品より多くなります。特に「高校野球で使えるかどうか」は、確認を怠ると取り返しのつかない失敗につながる部分なので、必ず事前にチームの規定や大会規定を確認したうえで、不安な点は店舗のスタッフに直接相談してみてください。
費用や納期の情報は今回リサーチした時点での目安であり、ブランドや時期によって変動します。実際に発注する際は、必ず店舗・メーカーの公式情報で最新の金額と納期を確認したうえで、余裕を持ったスケジュールで進めていただければと思います。
よくある質問
Q. オーダーグローブの納期はどれくらいですか?
A. ブランドや時期によって幅がありますが、目安として1ヶ月半〜5ヶ月ほどと言われています。加えて、完成後には型付けの期間も必要になるため、実戦投入まではさらに時間を見ておく必要があります。
Q. オーダーグローブの費用はどれくらいですか?
A. 目安として、硬式で7万円前後、軟式で4万円前後と言われています。選ぶ項目(刺繍の有無など)によって金額は変わるため、最終的な費用は発注先で確認してください。
Q. 硬式と軟式でなぜこれほど価格差があるのですか?
A. 硬式球の衝撃に耐えられるだけの革の厚み・強度が必要になるため、材料費や製作工程の面で軟式より費用がかかりやすいと考えられます。
Q. 発注前に一番確認しておくべきことは何ですか?
A. 特に見落とされやすいのが「高校野球で使用できる仕様かどうか」です。選んだ色や仕様が所属チームや大会の規定に適合しているか、発注前に必ず確認しておきましょう。
Q. ネットでオーダーする場合も同じ点に気をつければいいですか?
A. はい、同様です。店舗で相談しながら発注する場合と違い、ネット注文は自分で確認を怠りやすい部分でもあるため、型番の形状・ウェブの特性・大会規定への適合は、より意識して事前に調べておくことをおすすめします。
Q. 刺繍などの追加カスタマイズは費用に含まれていますか?
A. ブランドによって扱いが異なります。グラブ袋への刺繍を無料サービスにしているところもあれば、平裏やネームへの刺繍が別途追加料金になるところもあるため、見積もり段階で「基本料金に含まれる範囲」を確認しておくと安心です。
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