内野手用アンダーシャツ・レッグガードの選び方|守備の可動域を邪魔しないために
こんにちは。Baseball Growth LabのSAKURAです。高校野球・大学野球を通じて内野手を専門にプレーし、甲子園出場も経験しました。現在はその経験を活かして、型付け済みグローブの仕入れ・販売にも携わっています。
これまでグローブやスパイクの選び方をお伝えしてきましたが、今回は意外と見落とされがちな「アンダーシャツ」と「レッグガード」についてです。どちらも守備の動きに直結する道具なのに、なんとなく選んでしまっている選手も多いのではないでしょうか。こんな悩みを持つ選手・保護者の方は多いと思います。

- アンダーシャツのサイズ選びの基準がよく分からない
- 投げるたびにアンダーシャツがずり上がってきてしまう
- 季節によって選ぶべき素材が違うのか気になる
- レッグガードは本当に必要なのか、必要ならどう選べばいいのか知りたい
アンダーシャツって別になんでもいいと思ってたんですけど、選び方で守備に影響するんですか?
実はサイズ感一つで、投げる動作のストレスがかなり変わってくるんです。私自身の失敗も含めて、選び方のポイントをお伝えしますね。
アンダーシャツは、投げる・かがむといった守備動作を邪魔しない締め付け感とサイズ感で選ぶことが最優先です。レッグガードは必須ではありませんが、自打球など思わぬ衝撃から足を守るという安全面のメリットがあります。
この記事のポイント
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| ①アンダーシャツのサイズ感・素材の選び方 | 締め付けすぎず、ずり上がらないサイズが基本 |
| ②季節ごとの工夫(冬の袖丈・夏の冷感対策) | 冬は袖の余りに注意、夏は冷感・日焼け対策を両立 |
| ③レッグガードが必要になる場面と選び方 | 自打球のリスクと足首までのカバー範囲 |
こんな人におすすめ
- ✅ アンダーシャツが投げるたびにずり上がってストレスを感じている人
- ✅ 冬・夏でアンダーシャツを使い分けるべきか迷っている人
- ✅ レッグガードを使うべきか判断に迷っている人
- ✅ グローブ・スパイク以外のウェア面も見直したい選手・保護者
- ✅ 可動域を邪魔しないウェア選びの基準を知りたい人
①アンダーシャツのサイズ感・素材の選び方
アンダーシャツ選びで一番大切なのは、見た目のフィット感よりも「動いたときにどうなるか」です。正直に言うと、私自身も選び方で失敗した経験があります。サイズが小さすぎたり締め付けが強すぎるアンダーシャツを選んでしまうと、ズボンの中にしっかり入れているつもりでも、投げる動作を繰り返すたびに裾が少しずつ上がってきてしまうんです。試合中に何度も裾を直すのは、想像以上にストレスになりますし、集中力が途切れる原因にもなります。
だからといって、ゆったりしたサイズを選べばいいというわけでもありません。特に冬場、長袖のアンダーシャツを着る機会が増える時期は、袖の部分が余ってしまうとボールが投げづらくなります。手首周りに生地がたまると、リリースの感覚が変わってしまい、送球の精度にまで影響が出かねません。ちょうどよい締め付け感、つまり「動いてもずれないけれど、動きを制限しない」絶妙なサイズ感を見つけることが、アンダーシャツ選びの本質だと感じています。
コンプレッションタイプとゆったりタイプ、どちらを選ぶか
アンダーシャツには、体にぴったり沿うコンプレッションタイプと、少し余裕を持たせたゆったりタイプがあります。ずり上がりが気になる選手には、体に密着するコンプレッションタイプのほうが向いていると思います。生地が体から浮きにくいため、動いても位置がずれにくく、結果として着崩れによるストレスが少なくなります。
一方で、締め付けが強すぎると感じる選手や、成長期でサイズがすぐに変わってしまう選手には、ゆったりタイプの中でもフィット感の高い製品を選ぶという方法もあります。この場合は、裾の部分だけでもゴムでしっかり止まるタイプを選んでおくと、ずり上がりを防ぎやすくなります。どちらが正解ということはないので、自分の体型や動きの癖に合わせて試してみることをおすすめします。
チームメイトを見ていても、ずり上がりを気にして試合中に何度も裾を直している選手と、フィット感の高いものを選んでプレーに集中できている選手とで、地味ながらも守備への集中力に差が出ているように感じることがありました。道具のストレスは小さな積み重ねですが、試合が長引くほど、その差はじわじわと効いてくるものだと思います。
購入時は、実際に腕を大きく振る・しゃがむといった守備動作を試着の段階で再現してみることをおすすめします。店頭で試着できる場合は、投げる真似をしてみて裾や袖がどう動くかを確認してみてください。通販で購入する場合も、普段のサイズより一段階小さいものを選ぶ、コンプレッションタイプを検討するなど、ずり上がりを防ぐ工夫を意識してみるとよいと思います。
②季節ごとの工夫(冬の袖丈・夏の冷感対策)
アンダーシャツは季節によって求められる機能が大きく変わります。冬場と夏場、それぞれで気をつけたいポイントを整理してみます。
冬:袖丈と保温性のバランス
冬場は前述の通り、袖丈が投げる動作を邪魔しないかが最優先です。加えて、防寒性も欲しいところですが、厚手すぎるものは逆に動きにくさにつながることもあるので、伸縮性のある薄手・中厚手の生地で保温性を確保するタイプを選ぶとバランスが取りやすくなります。裏起毛タイプは暖かい反面、生地に厚みが出やすいため、購入前に伸縮性を確認しておくと安心です。
また、冬は重ね着で調整したくなる選手もいると思いますが、アンダーシャツを2枚重ねると余計に袖周りがもたついてしまい、投げにくさが増してしまいます。防寒したい場合は、アンダーシャツ自体を保温性の高いものに替える、上に着るウォームアップジャケットで調整するなど、袖周りに余計な厚みを持たせない工夫を意識してください。
夏:冷感・吸汗速乾と日焼け対策の両立
最近は夏の暑さが年々厳しくなっていると感じます。真夏の練習・試合では汗の量も相当なものになるので、吸汗速乾性や冷感素材を採用したアンダーシャツを選ぶことをおすすめします。汗を吸ったまま生地が肌に張り付くと、それだけで体力を余計に消耗してしまいますし、集中力にも影響してきます。
また、夏場は半袖ではなく、あえて中袖(七分袖程度)のアンダーシャツを選ぶという工夫もおすすめです。日焼けは疲労の蓄積に直結する要素で、肌が日焼けで炎症を起こしている状態は、思っている以上に体力を消耗させます。冷感素材で涼しさを確保しつつ、袖である程度肌を守っておくことで、長い夏のシーズンを通した疲労のたまり方が変わってくると感じています。夏場の熱中症対策全般については、こちらの記事も参考にしてください。
私自身が実際に使っていたアンダーシャツも、丸首・長袖タイプでした。汗を吸っても着心地が大きく変わらないものを選んでおくと、シーズンを通して安心して着られます。冬・夏それぞれ最低2着ずつローテーションできる枚数を用意しておくと、洗濯のタイミングにも余裕が持てるのでおすすめです。
③レッグガードが必要になる場面と選び方
レッグガードについては、正直に言うと私自身は現役時代に使っていませんでした。そのため、使用感そのものを語れる立場ではないのですが、安全面のメリットについては指導する立場としても理解しています。野球人は、打席に立ったときのファウルチップ(自打球)で足を痛めたりするリスクが常にあります。
足を痛めると、次のイニングの守備にも響いてしまうため、なるべく対策したいところです。
自打球は、打者として誰にでも起こり得るケガです。すねや足首の骨に直接当たると、その後の守備に支障をきたすほどの痛みが出ることも珍しくありません。強い打球を弾き返すファウルの角度によっては、思わぬ強さで自分の足に当たってしまうこともあります。こうしたリスクを考えると、足首までしっかり覆われているタイプのレッグガードを選んでおくと安心だと思います。すねだけをカバーする短いタイプよりも、可動域を確保しながら足首までガードできる形状のほうが、守備の場面でも打席の場面でも幅広く安心感を得られるはずです。
選ぶときに確認したいポイント
選ぶ際は、グローブと同じく「サイズが合っているか」を必ず確認してください。大きすぎるとずれてプレー中に気になってしまいますし、小さすぎると走塁を制限してしまいます。可能であれば試着し、実際にしゃがむ・走るといった動作をしてから購入することをおすすめします。
お手入れの面では、アンダーシャツもレッグガードも汗を吸いやすい道具なので、練習・試合のたびに洗濯し、しっかり乾かしてから次に使うことが基本です。生乾きのまま繰り返し使うと、生地が傷みやすくなるだけでなく、ニオイの原因にもなります。特にレッグガードは中材にクッション材が入っている製品も多いため、洗濯表示を確認したうえで、型崩れしないように干し方にも気を配ってください。
④購入前にチェックしておきたいポイント
ここまで紹介してきたポイントを、購入前に確認しやすいようにまとめておきます。実店舗で試着する場合も、通販で購入する場合も、下の表を意識しながら選んでみてください。
| アイテム | チェックしたいポイント |
|---|---|
| アンダーシャツ(冬) | 袖丈が余らないか、投げる動作で手首周りがもたつかないか |
| アンダーシャツ(夏) | 吸汗速乾・冷感素材か、袖の長さで日焼け対策ができるか |
| アンダーシャツ全般 | 裾がめくれ上がらないサイズ感・タイプか |
| レッグガード | 足首までカバーできるか、サイズが可動域を妨げないか |
特にアンダーシャツは消耗品でもあるため、シーズンごとに買い替える選手も多いと思います。買い替えのタイミングで毎回同じ失敗を繰り返さないよう、自分にとって「ずり上がらない」「投げにくくない」と感じた製品の型番やブランドをメモしておくと、次回選びやすくなります。私自身も、一度気に入った丸首・長袖タイプが見つかってからは、同じシリーズをシーズンごとに買い足すようにしていました。気に入るものが見つかるまでは多少の試行錯誤が必要ですが、一度見つかれば長く付き合える道具になります。サイズ表記はメーカーによって微妙に基準が異なることもあるため、初めて購入するブランドの場合は、サイズ表と自分の身長・体重を照らし合わせてから注文すると失敗が減らせます。
型付け済みグローブを探している方へ
アンダーシャツやレッグガードでウェア面を整えても、グローブが手に馴染んでいなければ守備の安定感は出せません。道具全体を見直すタイミングで、グローブの状態もあわせてチェックしてみてください。
ウェアを整えるついでに、グローブも見直したほうがいいかもしれませんね
そうですね。型付け済みのグローブも出品しているので、道具全体を整えたい方はぜひチェックしてみてください。
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まとめ
- アンダーシャツは締め付けすぎず、ずり上がらないサイズ感を最優先で選ぶ
- コンプレッションタイプはずり上がりに強く、ゆったりタイプは裾のゴムで工夫する
- 冬は袖丈、夏は冷感・日焼け対策と、季節ごとに求められる機能が変わる
- レッグガードは自打球など思わぬ衝撃から足を守る安全面のメリットがあり、足首までカバーできる形状がおすすめ
グローブやスパイクに比べると、アンダーシャツやレッグガードは後回しにされがちな道具です。ですが、投げるたびにずり上がるアンダーシャツを我慢しながらプレーするのは、想像以上にパフォーマンスを削ってしまいます。ぜひ一度、ウェア面も見直してみてください。
特に成長期の選手は、サイズがすぐに合わなくなることもあります。シーズンの節目ごとに、グローブだけでなくウェア全体のフィット感も確認する習慣をつけてもらえたらと思います。地味な部分ですが、道具のストレスがゼロに近いほど、プレーそのものに集中できる時間が増えていきます。
今回紹介した内容はあくまで一つの目安です。体型や動きの癖は選手によって違うので、最終的には自分自身の感覚を大切にしながら、何着か試してみて「一番動きやすい」と感じるものを見つけてもらえたらと思います。道具選びに正解はありませんが、失敗を重ねながら自分に合うものを見つけていく過程も、野球用具と向き合う楽しみの一つだと感じています。
よくある質問
Q. アンダーシャツのサイズは普段の服と同じでいいですか?
A. 普段のサイズより少し小さめ、体にフィットするサイズを選ぶと、動いたときのずり上がりを防ぎやすくなります。試着できる場合は、投げる動作を再現して確認してみてください。
Q. 冬用と夏用のアンダーシャツは分けたほうがいいですか?
A. 分けることをおすすめします。冬は保温性、夏は吸汗速乾・冷感性能が求められるため、それぞれの季節に合った素材を選ぶことで快適さが大きく変わります。
Q. レッグガードは全員が使うべきですか?
A. 必須ではありませんが、自打球やイレギュラーバウンドのリスクを考えると、特に打席に立つ機会が多い選手にはおすすめです。まずは安全面のメリットを理解した上で、必要かどうか判断してみてください。
Q. レッグガードはどのタイプを選べばいいですか?
A. 足首まで覆われているタイプを選んでおくと、守備・打席のどちらの場面でも安心感があります。サイズが合っているかを試着して確認することも大切です。
Q. 夏に中袖のアンダーシャツを着ると暑くなりませんか?
A. 冷感・吸汗速乾素材のものを選べば、日焼け対策をしながらも快適さを保てます。半袖より涼しく感じにくいと不安な場合は、まず練習で試してみることをおすすめします。
Q. アンダーシャツの襟の形(丸首・Vネックなど)は守備に影響しますか?
A. 直接的な影響は少ないですが、ユニフォームとの相性や着心地の好みで選んで問題ありません。自分が動きやすいと感じるものを基準にしてください。
Q. アンダーシャツは何枚くらい用意しておくといいですか?
A. 冬・夏それぞれ最低2着ずつあると、洗濯や乾燥のタイミングに余裕を持って練習・試合に臨めます。汗をかく量が多い選手は、もう少し多めに用意しておくと安心です。
Q. アンダーシャツやレッグガードのお手入れで気をつけることはありますか?
A. 練習・試合のたびに洗濯し、しっかり乾かしてから使うことが基本です。生乾きのまま繰り返し使うと生地が傷みやすく、ニオイの原因にもなるため注意してください。
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