【型崩れ防止】グローブの正しい保管方法|内野手が長く使うための保管術
こんにちは。Baseball Growth LabのSAKURAです。
高校で甲子園、大学で全国大会を経験し、今はグローブの型付け・仕入れ・販売もしています。相談を受けていて感じるのが、こんな悩みです。
- 使わない日はどう置いておけばいいのか分からない
- 型崩れが心配で、正しい保管方法をつい調べてしまう
- 雨の日に使った後、どう乾かせばいいか分からない
- シーズンオフや長期間使わないとき、何をすればいいのか分からない
グローブって、置き方まで気にしないといけないんですか?正直、玄関に置きっぱなしです…
実はそれ、型崩れの一番の原因になりやすいんです。置き方ひとつで、グローブの寿命はかなり変わってきますよ。
グローブは「型付けして終わり」ではなく「保管の仕方」まで含めて完成します。 基本は「S字フックで吊るす」「高温多湿を避ける」「横向きに置かない」の3つだけです。
今回は、この基本ルールに加えて、雨の日・試合前日・長期保管まで、状況別にすべて解説していきます。
| 状況 | ポイント |
|---|---|
| 普段の保管 | S字フックで吊り下げる |
| 雨の日 | 泥を落とす→新聞紙を詰めて陰干し→保湿 |
| 試合前日 | 特別なことはせず、いつも通りでOK |
| 長期間使わない時 | 薄くオイル+定期的に状態確認 |
| NG行動 | 車内放置・ドライヤー乾燥・横置き・ボールの常時挟み込み |
① 保管の基本原則|「高温多湿を避けること」と「型崩れ防止」
グローブの保管で意識すべきことは、実はシンプルです。
- 高温多湿を避けること
- 型崩れを防ぐこと
この2つさえ守れれば、大きなトラブルはかなり防げます。ただし、普段の練習時・雨の日・試合前日・シーズンオフ・長期間未使用時では、それぞれ気をつけるポイントが少し変わります。 ここから状況別に解説していきます。
② 普段の保管方法|S字フックでの吊り下げがおすすめ
私が普段実践しているのは、S字フックを使った吊り下げ保管です。

人差し指と中指の間にある紐(レース)にS字フックを通して吊るすだけの、シンプルな方法です。
この方法のメリット:
- グローブに余計な力が加わらない
- 型の維持がしやすい
- 風通しが良く、湿気がこもりにくい
逆に避けたいのが、グローブを重ねて置くことと、横向きに置くことです。重力によってポケットの形が潰れやすく、型崩れの直接的な原因になります。押し入れやロッカーなど、風通しの悪い密閉空間に長時間置きっぱなしにするのも避けましょう。
③ 雨の日の保管方法|濡れたグローブは「乾かし方」が命
雨で濡れたグローブは、汗で濡れた場合よりも慎重な対応が必要です。革の内部まで水分が浸透しやすいためです。
対応手順:
- 泥などの汚れを軽く落とす
- グローブの中に新聞紙を詰める
- 風通しの良い場所で陰干しする
- 乾いたらブラシで汚れを落とす
- オイルで保湿する
絶対に避けたい方法:
- ドライヤーでの急速乾燥
- 電子レンジの使用
- 直射日光での乾燥
- 濡れたまま放置すること
急激に乾かすと革が硬化し、型崩れや劣化につながりやすくなります。多少時間がかかっても、自然乾燥を徹底してください。
夏場の汗対策も含めたケアの手順は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
④ 試合前日の保管方法|特別なことはしなくていい
試合前日だからといって、特別な手入れが必要なわけではありません。普段通り汚れを落とし、軽く保湿して、いつも通りS字フックで保管すれば十分です。
正直に言うと、私自身は試合前に冷蔵庫でグローブを冷やすこともあります。ただしこれは革を傷める可能性がある、あくまで自己責任の方法です。無理に真似する必要はありません。大事なのは、いつも通りの安心できる状態で試合に臨むことです。
⑤ 長期間使わない時の保管方法|シーズンオフの正しい休ませ方
シーズンオフなどでしばらく使わない場合は、次の準備をしておくと安心です。
- ブラシで汚れを落とす
- 必要に応じて薄くオイルを塗る(塗りすぎ厳禁)
- 直射日光を避け、風通しの良い場所で保管する
- 定期的に手にはめて状態を確認する
放置期間が長いほど、油分が抜けて革が硬化しやすくなります。 「しまったらそのまま」ではなく、月に1回程度は手にはめて状態を確認する習慣をつけておくと、久しぶりに使うときの型崩れを防げます。
⑥ 保管に役立つおすすめアイテム
保管方法を工夫するのと合わせて、道具の力を借りるのもおすすめです。私が普段の保管で意識しているアイテムを紹介します。
- グローブ専用のS字フック:一般的なS字フックでも代用できますが、グローブの重みでレースが傷みにくい太めのものを選ぶと安心です
- 除湿剤:グラブ袋の中や、保管場所の近くに置いておくことで、雨の多い時期やシーズンオフの湿気対策になります
- 通気性の良いグラブ袋:密閉性の高い袋より、多少通気性のある素材の方が湿気がこもりにくくおすすめです
⑦ やってはいけない保管方法|NG集
- 車内に放置する:夏場の高温で革が乾燥・変形します
- ドライヤーや電子レンジで乾かす:急激な乾燥は型崩れと革の傷みを招きます
- 濡れたまま放置する:カビと革の劣化が進行します
- オイルを塗りすぎる:グローブが重くなり、必要以上に柔らかくなります
- 横向きで置いて保管する:重力でポケットが潰れ、型崩れの原因になります
- 常にボールを挟んで保管する:閉じた状態が「普通」になってしまい、開く動作にかえって力が要るようになります
⑧ 内野手だからこそ意識したい保管のポイント
保管方法は全ポジション共通の部分が多いですが、内野手は特にボールを挟んだままの保管に気をつけてほしいと感じています。
内野手のグローブは、送球への持ち替えのしやすさを重視して、比較的浅めのポケットに仕上げていることが多いポジションです。普段からボールを挟んで「閉じた状態」を保管の基本にしてしまうと、実戦で必要な素早くグローブを開いて捕球する感覚が鈍りやすくなります。
私自身、普段はボール挿入もベルト固定も行わず、グローブが開いた状態を「自然な状態」として保管するようにしています。特別な道具がなくても、日々の丁寧な扱いを積み重ねることが、結果的に一番の型崩れ対策になっていると感じています。
こんな人におすすめ
- ✅ グローブをどう置いておけばいいか分からず、とりあえず床や玄関に置いている人
- ✅ 型付けはしたけど、保管方法までは意識してこなかった人
- ✅ 雨で濡れた後の正しい乾かし方を知りたい人
- ✅ シーズンオフに向けて、グローブを正しく休ませたい人
- ✅ 内野手として、捕球感覚を保ったまま長くグローブを使いたい人
型付け済みグローブを探している方へ
「保管まで気を配る自信がない」「今使っているグローブがすでに型崩れしてしまった」という方に向けて、私自身が一つひとつ型付けしたグローブをメルカリで販売しています。
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学生時代から様々なグローブを使い、現在も数多くのグローブに触れてきた経験を活かして、試合で使いやすい型を意識して仕上げています。
まとめ
- 保管の基本は「高温多湿を避けること」と「型崩れを防ぐこと」の2つ
- 普段の保管はS字フックでの吊り下げが基本。重ね置き・横置きはNG
- 雨で濡れた日は、泥を落として新聞紙を詰め、時間をかけて陰干し+保湿する
- 試合前日は特別な手入れ不要。いつも通りの状態で臨むのが一番
- 長期間使わないときは、薄くオイルを塗って定期的に状態を確認する
- 内野手は特に、ボールを挟みっぱなしの保管に注意。開いた状態を自然と捉える意識が大切
特別な方法よりも、基本を毎日続けることが、結局グローブを一番長持ちさせます。 今日の練習後から、置き場所だけでも見直してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. グローブはどこに保管するのがベストですか?
A. 直射日光が当たらず、風通しの良い場所がおすすめです。S字フックで吊るしておくと、型を保ちながら湿気もこもりにくくなります。
Q2. 型崩れ防止にボールを挟んで保管した方がいいですか?
A. 常時ボールを挟むと、閉じた状態が「普通」になり、実戦で開く動作がかえって鈍くなることがあります。私自身は挟まずに保管しています。
Q3. 雨で濡れたグローブは、汗で濡れたときと同じケアで大丈夫ですか?
A. いいえ、対応が異なります。雨は革の内部まで水分が浸透しやすいため、泥を落とし新聞紙を詰めて、いつもより時間をかけて陰干しすることをおすすめします。
Q4. シーズンオフの間、まったく手入れしなくても大丈夫ですか?
A. 放置期間が長いほど油分が抜けて革が硬化しやすくなります。薄くオイルを塗り、月1回程度は手にはめて状態を確認する習慣をつけておくと安心です。
Q5. 除湿剤は必ず必要ですか?
A. 必須ではありませんが、梅雨や夏場など湿気の多い時期は、グラブ袋の中に入れておくとカビや型崩れのリスクを減らせます。
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