最終更新日: 2026年10月25日

こんにちは。Baseball Growth LabのSAKURAです。高校野球・大学野球を通じて内野手を専門にプレーし、甲子園出場も経験しました。現在はその経験を活かして、型付け済みグローブの仕入れ・販売にも携わっています。

グラブの手首部分に付く「ラベル」は、捕球性能には直接関係しません。それでも、新しいグラブを手にしたとき、いちばん最初に目に入って気分を上げてくれるのがラベルです。私自身、グラブを選ぶときは「革の質」「型」と同じくらい、ラベルの色をあれこれ悩んだ記憶があります。

ただ、いざ調べ始めると「ブランドによって選べる範囲がまるで違う」ことに気づきます。60種類以上から自由に選べるブランドもあれば、モデルごとにほぼ固定のブランドもあります。この記事では、久保田スラッガー・ウィルソン・ローリングス・IPセレクト・ドナイヤ・ミズノ・ZETTの7ブランドを、「どこまで自分で選べるのか」という切り口で整理しました。

  • グラブのラベルにこだわりたいが、ブランドごとの違いが分からない
  • 自分のグローブの色に、どんなラベルが合うのか知りたい
  • ミズノやZETTでもラベルを変えられるのか気になっている
  • 注文してから「こんなはずじゃなかった」と後悔したくない
野球少年

ブランドによってラベルの選べる種類や雰囲気が全然違うんですね。まとめて比較できると助かります。

SAKURA

そうなんです。まずは「自由に選べるブランド」と「ほぼ固定のブランド」を分けて考えると、一気に整理しやすくなりますよ。

結論から言うと、ラベルは「久保田スラッガー・ウィルソン・ローリングス・IPセレクト・ドナイヤは配色を選べる。ミズノとZETTはモデルのサインとして固定に近い」と分けて考えるのが基本です。そのうえで、グローブの色に対しては「同系色でまとめる」か「反対色で引き締める」かを決めれば、大きく失敗することはありません。

この記事のポイント

見出し内容
①ラベルを選べるブランドと選べないブランド7ブランドの仕組みの違いと種類数
②自由に選べる5ブランドの特徴と定番配色久保田・ウィルソン・ローリングス・IPセレクト・ドナイヤ
③ほぼ固定のミズノ・ZETTのラベル交換の条件と、ラベルから分かること
④グローブの色別・合わせ方の考え方赤・オレンジ・黒・茶色・キャメルの早見表
⑤注文前に確認したい共通の注意点単体販売不可、投手用の制限、実物確認

こんな人におすすめ

  • ✅ どのブランドのラベルが自分に合うか、まず全体像を知りたい人
  • ✅ 複数ブランドのグラブを比較検討している選手・保護者
  • ✅ 自分のグローブの色に合う系統を早見表で確認したい人
  • ✅ ミズノ・ZETTのラベル事情を知っておきたい人
  • ✅ 注文後の後悔を避けるため、事前に注意点を押さえたい人

ここからは、上の表で挙げた5つのポイントを順に解説していきます。

①ラベルを選べるブランドと選べないブランド

茶色の革のグローブと白いボール

ひとことでラベルといっても、ブランドによってその位置づけは大きく二つに分かれます。ひとつは「装飾として自由に選べるカスタムパーツ」、もうひとつは「モデル・グレードを示すサイン」です。まずは7ブランドの違いを一覧で見てみましょう。

ブランドラベルの選択肢位置づけ・傾向
久保田スラッガー60種類以上(投手/野手共通と野手専用の2グループ)ゴールドラメを使った配色が定番
ウィルソン60種類以上定番の2色配色から、カモフラージュ・スーパースキンまで幅広い
IPセレクト34種類(番号制)フルオーダーとの組み合わせも可能
ローリングス19種類ゴールド系を中心とした上品な配色
ドナイヤ19種類ブラック・ネイビーベースの落ち着いた配色が中心
ミズノ同一デザインへの張り替えが中心ミズノの工場でのみ対応
ZETTモデルごとにほぼ固定(金糸オプション程度)モデル・グレードを示すサイン

私の感覚では、「ラベルで個性を出したい」と考えている人は、上の5ブランド(久保田・ウィルソン・IPセレクト・ローリングス・ドナイヤ)から選ぶのが現実的です。逆にミズノやZETTは、ラベルそのものが「このグラブはこのシリーズです」と示す役割を担っているため、色を自由に変える発想とは別物だと考えたほうがしっくりきます。

②自由に選べる5ブランドの特徴と定番配色

ここでは、ラベルを自由に選べる5ブランドについて、それぞれの特徴と、定番として選ばれやすい配色を紹介します。配色名は、楽天市場・Yahoo!ショッピングのラベル交換サービスや公式オーダー用紙に掲載されている情報をもとにしています。実際の取り扱い状況は注文先の店舗で確認してください。

久保田スラッガー:ゴールドラメが象徴

公式オーダー用紙では、ラベルが「ピッチャー/野手共通ラベル」と「野手専用ラベル」の2グループに分かれており、合計60種類以上が用意されています。H1(レッド×ゴールドラメ)〜H8(パープル×ゴールドラメ)のHシリーズのように、金色のラメが入った配色は、他ブランドではあまり見られない久保田スラッガーらしさだと思います。白・シルバー・グレー系はすべて野手専用に分類されており、投手用グラブでは選べない点も押さえておきましょう。

ラベル配色相性の良いグローブの色
H5ブラック×ゴールドラメ赤・オレンジ・茶色・キャメル(ほぼ全色)
H4ネイビー×ゴールドラメオレンジ・茶色・キャメル
H1レッド×ゴールドラメ赤・黒
H9ホワイト×ゴールドラメ黒・茶色
Vシャンパンゴールド×ダークブラウン/ゴールドラメ茶色・キャメル・黒
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ウィルソン:柄物まで幅広いアメリカンテイスト

ウィルソンは標準的な2色配色のWS系だけでWS-68まで番号が確認でき、これに加えてカモフラージュ柄(WS-34〜37)やスーパースキン(WS-56〜61。単色でツヤのある素材)も用意されています。国内メーカーのような繊細な配色というより、大胆な柄が選べるのがウィルソンらしさです。柄物は個性が出る反面、チームの雰囲気から浮くこともあるので、迷ったらまず2色配色の定番から試すのがおすすめです。

ラベル配色相性の良いグローブの色
WS-40ブラック×イエロー赤・オレンジ・茶色・キャメル(ほぼ全色)
WS-44レッド×ホワイト黒・茶色・キャメル
WS-50ブラウン×ブラック茶色・キャメル
WS-9ロイヤル×レッド黒・オレンジ
WS-61ブロンドSS(スーパースキン)茶色・キャメル

ローリングス:ゴールド系の上品な19種類

ローリングスは19種類と数こそ絞られていますが、ゴールド系を中心にまとまりのある配色が揃っています。選択肢が少ない分、迷いにくいのは利点です。ローリングスは投手用グラブでグレーやブラックが使えないなどの制限があるため、投手用の注文時は特に注意してください。

ラベル配色相性の良いグローブの色
B/GLDブラック/ゴールド赤・オレンジ・茶色・キャメル(ほぼ全色)
RD/Bレッド/ブラック赤・黒
N/GLDネイビー/ゴールドオレンジ・茶色・キャメル
CAM/Bキャメル/ブラック茶色・キャメル
BR/Wブラウン/ホワイト茶色・キャメル・黒
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ドナイヤ:ブラック・ネイビーベースの落ち着いた配色

ドナイヤも19種類で、ブラックやネイビーをベースにした落ち着いた配色が中心です。系統ごとの使い分けは次のとおりで、迷ったら「ブラックベースを最初の1枚」にすると失敗しにくいと思います。

系統ベースカラー相性の良いグローブの色
BK×G/R系ブラック赤・オレンジ・茶色・キャメル(ほぼ全色)
NV×LG/R系ネイビーオレンジ・茶色・キャメル
R×LG/BK系レッド赤・黒
GR×LG/R系グリーン茶色・キャメル
Y×LG/P系イエロー黒・茶色

IPセレクト:番号制34種類とフルオーダー

IPセレクトは番号制で34種類から選ぶ形式で、フルオーダーとの組み合わせも可能です。選択肢が多い分、「どこから絞るか」が重要になります。次章の色別の考え方を使って、まずグローブ本体の色から候補の系統を絞り込むのがおすすめです。返品不可などの条件もあるため、注文前に必ず条件を確認してください。

③ほぼ固定のミズノ・ZETTのラベル

ミズノとZETTは、他の5ブランドのように「好きな色を選ぶ」発想とは少し違います。ここを知らずに「自分好みにしたい」と問い合わせて戸惑う人も少なくないので、仕組みの違いを押さえておきましょう。

ミズノ:張り替えは同一デザインのみ

ミズノのラベル交換は、同じデザインへの張り替えが基本で、ミズノの工場でのみ対応されています。費用は約5,000円、納期は約3〜4週間が目安です(いずれも時期や依頼先で変わる可能性があります)。ラベルの見た目は、ミズノプロなら金色の刺繍が入った重厚なロゴ、グローバルエリートならゴールドとシルバーを組み合わせたシリコン製ロゴというように、シリーズごとに特徴が分かれています。

ミズノは色を選べない代わりに、シリーズごとにラベルのデザインが決まっています。代表的なものを、グローブの色との合わせやすさの目安と一緒にまとめます(いずれも一般に言われている内容で、年度やモデルで変わる可能性があります)。

シリーズ・デザイン特徴相性の良いグローブの色
ミズノプロ金色の刺繍が入った、最上位グレードを象徴する重厚なロゴ黒・茶色・キャメルなど落ち着いた色
グローバルエリートゴールドとシルバーを組み合わせたシリコン製ロゴ黒・オレンジなど幅広い色
セレクトナイン軟式で主流のミドルグレードらしい、実用的でシンプルなロゴ赤・オレンジなど明るめの色
BSS・専門店オーダー限定専門店経由のオーダーだけに付く限定デザインがあると言われています本体の色に合わせて店舗と相談

張り替えは「元と同じデザインへの原状回復」が基本なので、ミズノでラベルにこだわりたい場合は、交換ではなく購入前のシリーズ選びやオーダー段階で決めるのが現実的です。

ZETT:ラベルはグレードのサイン

ZETTは、プロステイタスの硬式オーダー時に金糸のスターラメウェルダーラベルを選べるオプションがある程度で、基本的にはモデルごとにほぼ固定です。プロステイタスは金地にロゴ下のラインが赤で入る、ネオステイタスは金色一色のシンプルなロゴ、と言われており、ラベルを見ればグレードが分かるようになっています。フリマアプリで中古のZETTを買うときは、このラベルが本物かどうかを見る手がかりにもなります。

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④グローブの色別・合わせ方の考え方

色見本を手に取って配色を選ぶ様子

上の5ブランドの表を見比べると気づくと思いますが、どのブランドでも「相性の良い色」の考え方はほぼ共通です。高校野球でよく使われるグローブの色を基準に、合わせやすい系統をまとめました。

グローブの色合わせやすい系統考え方
赤同系色(レッド×ゴールド系)、または黒系で引き締め同系色でまとめるか、コントラストで引き締めるかの二択
オレンジネイビー系、黒系暖色のグローブには寒色のラベルで落ち着きを出す
黒ゴールド系、ホワイト系、レッド系暗いグローブには明るい色でアクセントを付ける
茶色ネイビー系、ゴールド系、ブラウン系革の色味に馴染む同系色か、ゴールドで高級感を出す
キャメルブラック系、ネイビー系、ゴールド系優しい色味だからこそ、引き締め役の濃い色を合わせる

覚えておきたいのは、「同系色でまとめて統一感を出す」か、「反対色でコントラストを付けて引き締める」の2パターンだけです。そして各ブランドの表で「ほぼ全色に合う」と書かれていた配色(久保田のH5、ウィルソンのWS-40、ローリングスのB/GLD、ドナイヤのBK×G/R系)は、どれもブラック×ゴールド〜イエロー系でした。ブランドをまたいでも万能になりやすいのは、この「黒ベース+明るいアクセント」の組み合わせです。

もうひとつ見落としがちなのが、ステッチ(縫い糸)や紐の色との兼ね合いです。ラベル単体で気に入っても、グローブ全体で見るとバランスが崩れることがあります。グローブ・ステッチ・紐・ラベルの4点を紙に書き出してから決めると、失敗が減ります。

ちなみに、私が新しいグラブを選ぶときの順番は「革と型を決める→グローブ本体の色を決める→最後にラベルを決める」です。ラベルは最後に決めるほうが、本体の色との相性を冷静に判断できます。先にラベルから決めてしまうと、気に入った配色に引きずられて本体の色選びを妥協しがちなので、この順番をおすすめします。

⑤注文前に確認したい共通の注意点

最後に、ブランドを問わず確認しておきたい注意点です。

  • 単体販売はされていない:ラベルは基本的にグラブの購入と同時に注文する形です。すでに持っているグラブのラベルだけを交換したい場合は、対応店舗が限られるため事前に問い合わせてください
  • 投手用には使えない色がある:久保田スラッガーの白・シルバー・グレー系、ローリングスのグレー/ブラックなど、投手用グラブで選べない色があります
  • 色は実物で印象が変わる:ゴールドラメやスーパースキンのような素材感のある配色は、光の当たり方で見え方が変わります。可能なら店頭で実物を、難しければ複数の商品写真を見比べて決めましょう
  • 大会規定の確認:グラブの色に関する規定は大会・連盟で異なります。ラベル部分も念のため確認しておくと安心です
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型付け済みグローブを探している方へ

ラベルにこだわってオーダーしたグラブも、型付けがしっかりできていなければ実戦で本来の性能を発揮できません。見た目と使いやすさの両方にこだわってみてください。

野球少年

ラベル選びも楽しいですが、やっぱり中身の型付けが一番大事ですよね。

SAKURA

その通りです。見た目のこだわりと、実戦での使いやすさの両方が揃ってこそ、本当に満足できる一本になります。私が仕入れ・型付けをしているグローブは、その両方を意識して仕上げています。メルカリとYahoo!フリマで販売していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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まとめ

  • 久保田スラッガー・ウィルソン・ローリングス・IPセレクト・ドナイヤは配色を選べる。ミズノ・ZETTはモデルのサインとして固定に近い
  • グローブの色に対しては「同系色でまとめる」か「反対色で引き締める」の2パターンが基本
  • ブランドをまたいで万能なのは「黒ベース+ゴールド〜イエロー系のアクセント」
  • ラベルは基本的にグラブと同時注文。投手用の色制限と大会規定は事前に確認する

グラブのラベルは、機能面には関係しない分、選手一人ひとりのこだわりを表現できる部分です。この記事で全体像をつかんだら、各ブランドの配色表と色別の早見表を見比べて、自分のグローブにぴったりの一枚を見つけてみてください。久保田スラッガー・ローリングス・ZETTは個別記事で配色をさらに詳しく紹介しています。

よくある質問(FAQ)

Q. どのブランドのラベルが一番選択肢が多いですか?

A. 今回紹介した中では、60種類以上用意されている久保田スラッガーとウィルソンが特に多く、次いでIPセレクトの34種類です。

Q. ブランドをまたいでラベルを付け替えることはできますか?

A. 基本的にラベルは各ブランドのグラブ専用のため、他ブランドのグラブには装着できません。ブランドごとに用意された選択肢の中から選ぶことになります。

Q. ミズノやZETTでラベルの色を自由に変えられますか?

A. ミズノは同一デザインへの張り替えが中心、ZETTはモデルごとにほぼ固定で、他ブランドのような自由な配色選択はできません。詳しくは③の内容をご覧ください。

Q. 迷ったときはどれを選べば失敗しにくいですか?

A. ブラックをベースにゴールドやイエローのアクセントが入った配色が、グローブの色を問わず合わせやすい傾向にあります。

Q. ラベル交換とフルオーダーはどちらがおすすめですか?

A. 既製品の性能はそのままにラベルだけ変えたい場合はラベル交換、革の色やウェブの形まで含めてこだわりたい場合はフルオーダーが向いています。予算や納期も踏まえて選んでください。

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