【レビュー】ハタケヤマ 内野手用グローブ|キャッチャー由来の硬さと耐久性
こんにちは。Baseball Growth LabのSAKURAです。高校で甲子園、大学で全国大会を経験し、今はグローブの型付け・仕入れ・販売もしています。これまでミズノプロ、ザナックス、SSK、ローリングスなど、さまざまなメーカーのグローブに実際に触れてきました。
今回取り上げるのは、キャッチャー用品で特に高い評価を得ているハタケヤマの内野手用グローブです。先にお伝えしておくと、今回は自分自身が長期間所有して使い込んだレビューではなく、知人が使っていたハタケヤマの内野手用グローブを試し履きさせてもらった経験と、型付け・仕入れの仕事を通じて得た知識を組み合わせた内容になります。型番までは特定できておらず、すでに知人の手に馴染んだ状態のグローブだったため、新品時の印象とは違う部分もあるかもしれません。その前提のうえで、正直に感じたことをお伝えしていきます。
普段このブログでは、私自身が学生時代から長年使い続けてきたグローブや、実際に仕入れ・型付けを担当した型番を中心にレビューしています。ただ、内野手用グローブのメーカーは有名どころ以外にもたくさんあり、「情報が少ないから」という理由だけで検討の候補から外れてしまうのはもったいないと感じています。ハタケヤマもその一つで、内野手用グローブとしての評判をあまり見かけない一方、キャッチャー用品での信頼感から気になっている選手・保護者の方は少なくないはずです。今回は、限定的な情報であることをお断りしたうえで、実際に触ってみたからこそ分かったことを共有できればと思います。
ハタケヤマについて、こんな疑問を持ったことはありませんか?
- キャッチャーミットのイメージが強いけど、内野手用グローブの評判はどうなのか気になる
- あまり周りで使っている人を見かけないので、実際の使用感が分からない
- ミズノプロやZETTなど大手メーカーと比べてどう違うのか知りたい
- 耐久性や革の硬さが実際どうなのか、購入前に知っておきたい
ハタケヤマって、キャッチャーミットのイメージしかなくて、内野手用グローブがどんな感じなのか全然分からないです…実際どうなんですか?
私も知人のグローブを触らせてもらうまでは、キャッチャー用品のイメージしかありませんでした。実際に触ってみると、そのイメージ通りの部分と、意外な発見がありましたよ。今日は正直にお伝えしますね。
ハタケヤマとは?
ハタケヤマは、キャッチャー用のミット・プロテクター・レガースといった防具で特に高い評価を得ているメーカーと言われています。捕手用品を専門的に手がけてきた歴史があることから、革の選定や縫製へのこだわりが強いメーカーというイメージを持っている選手・指導者も多いのではないでしょうか。
内野手用グローブについては、ミズノプロやZETT、ローリングスといった大手メーカーと比べると展開しているモデル数はそれほど多くなく、店頭で見かける機会も限られていると言われています。価格帯についても正確な情報は把握しきれていないため、購入を検討する際は公式サイトや取扱店で最新の情報を確認することをおすすめします。
キャッチャー用品のメーカーが内野手用グローブを手がける例は他にもありますが、防具づくりで培われた「衝撃に耐える丈夫さ」を重視するものづくりの姿勢は、ポジションが変わっても大きくは変わらないのではないかと個人的には考えています。実際、今回試させてもらったグローブからも、そうした頑丈さを重視する作りの傾向は感じ取れました。もちろんこれはあくまで一つの見方であり、モデルによって設計思想が異なる可能性もあるため、購入前には実物やレビューを複数確認することをおすすめします。
グローブ全体の選び方の基本については、こちらの記事でも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
実際に触って感じたハタケヤマのメリット
①キャッチャーミットで培われた革の硬さ・作りの丁寧さ
実際に手にはめてみて最初に感じたのは、革が硬く、非常にがっちりとした作りだということです。キャッチャーミットで強いイメージを持っていた通りの印象で、正直「思っていたイメージそのままだった」というのが率直な感想でした。縫製のラインもしっかりしていて、細部まで丁寧に作られている印象を受けました。長年キャッチャー用品を手がけてきたメーカーだからこそ、頑丈さや耐久性を重視した作りになっているのではないかと感じています。
グラブを開閉してみた際の手応えも、他の内野手用グローブと比べて明確に違いを感じました。パンチングウェブやバスケットウェブなど軽さを重視した設計のグローブに慣れていると、最初は「重い」「硬い」と感じる選手もいるかもしれません。ただ、これは裏を返せば、それだけ革の密度が高く、厚みのある素材を使っているということでもあります。型付けをしながら少しずつ自分の手に合わせていくタイプのグローブだと感じました。
②耐久性の高さを予感させるがっちりとした仕上がり
革の硬さとがっちりとした仕上がりから感じたのが、耐久性の面では素晴らしいのではないかという印象です。型付け・仕入れの仕事で数多くのグローブに触れてきましたが、革にしっかりとハリと厚みがあるグローブは、総じて型崩れしにくく長く使えるものが多い傾向にあります。ハタケヤマのグローブも、その傾向に当てはまるのではないかと感じました。ただし、これは短時間試させてもらった中での印象であり、自分自身で長期間使い込んだわけではないため、実際の耐久性については今後さらに検証していきたいと考えています。
私がこれまで型付けを担当してきたグローブの中には、数年使うと捕球面がへたって芯が浮いてきてしまうものも少なくありません。捕球面のへたりが気になり始めたときの直し方については、こちらの記事でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。ハタケヤマのように革にしっかりと厚みがあるグローブは、こうしたへたりに対しても強い傾向があるのではないかと感じています。
③キャッチャー用品で培われた品質への信頼感
ハタケヤマは、多くのキャッチャーから支持されているメーカーと言われています。捕手用品はボールを止める・受ける瞬間の衝撃に耐える耐久性が特に求められるジャンルであり、そこで培われた素材選びやものづくりのノウハウが、内野手用グローブにも活きているのではないかと感じました。実際に触った革の質感や縫製の丁寧さからも、品質へのこだわりが感じられる仕上がりだと思います。
私自身、型付け・仕入れの仕事をする中で、メーカー単位で「革の傾向」がある程度似通っていると感じることがよくあります。防具中心のメーカーは総じて頑丈さ重視、軽量化を打ち出しているメーカーは操作性重視というように、ブランドごとの設計思想がグローブにも表れやすいのです。ハタケヤマの場合は、キャッチャー用品での実績が示す通り「守りに徹する道具づくり」の姿勢が、内野手用グローブの頑丈さにもつながっているように感じました。派手さはなくとも、道具としての信頼感を大切にしたい選手には刺さるメーカーだと思います。
もう一つ感じたのは、こうした「知る人ぞ知る」ポジションのメーカーだからこそ、周りと被りにくいという良さもあるという点です。大会や練習試合で相手チームの選手と同じグローブを使っていると、ふとした瞬間に気づいて微妙な気持ちになったことがある選手も多いのではないでしょうか。ハタケヤマのように使用者がまだ少ないメーカーであれば、そうした心配はほとんどありません。機能面だけでなく、こうした個性を出したいという理由で選ぶのも一つの考え方だと思います。
気になったところ
正直に言うと、ハタケヤマの内野手用グローブは大手メーカーと比べて情報や取扱店舗の数が少なく、実際に店頭で試着してから購入するのが難しいメーカーだと感じています。今回のように知人の私物を触らせてもらう、あるいはオンラインストアの写真や説明だけで判断する必要があるケースも多いのではないでしょうか。また、革の硬さ・がっちりとした作りはメリットである一方、最初から柔らかいグローブを求めている方には、購入直後は硬さを感じやすいかもしれません。型付けにある程度の時間や手間をかける前提で選ぶメーカーだと考えておくとよいでしょう。硬式・軟式での型付けの違いが気になる方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
加えて、周囲でハタケヤマの内野手用グローブを使っている選手が少ないぶん、実際に試合で使っている先輩や指導者からアドバイスをもらいにくいという面もあるかもしれません。大手メーカーであれば、チームメイトや先輩に使用者がいて、サイズ感や型付けのコツを直接聞けることも多いですが、ハタケヤマの内野手用グローブについてはそうした周囲からの情報が集まりにくいのが実情です。購入を検討する際は、公式サイトの情報やオンラインでのレビューをできるだけ多く集めたうえで判断することをおすすめします。
こんな人におすすめ!
- ✅ 長く使える耐久性の高いグローブを探している人
- ✅ しっかりとした硬めの革の質感が好きな人
- ✅ キャッチャー用品での信頼感からハタケヤマに興味を持っている人
- ✅ 大手メーカーとは違うブランドのグローブも検討してみたい人
- ✅ 自分でしっかり型付けをして育てていきたい人
総合評価
今回は試し履きレベルの限定的な使用経験にもとづく評価のため、あくまで参考程度としてご覧ください。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 革質・作りの丁寧さ | ★★★★★ |
| 耐久性(予想含む) | ★★★★☆ |
| 入手しやすさ | ★★☆☆☆ |
| コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
| 型付けのしやすさ | ★★★☆☆ |
総合評価:76/100点
まとめ
- ハタケヤマはキャッチャー用品で定評のあるメーカーと言われている
- 実際に触った印象は、キャッチャーミットのイメージ通り革が硬くがっちりとした作り
- 耐久性の高さを感じさせる仕上がりで、長く使いたい人には魅力的
- 取扱店舗の少なさや、最初の硬さは購入前に知っておきたいポイント
- 今回は限定的な使用経験のため、今後さらに検証していきたいメーカーの一つ
大手メーカーに比べると情報が少なく、選択肢として見落とされがちなハタケヤマですが、キャッチャー用品で培われた作りの丁寧さや耐久性への期待は、内野手用グローブにもしっかりと感じられました。他のメーカーとの違いも含めて、検討の選択肢に入れてみる価値はあるブランドだと感じています。
今回は限定的な使用経験にもとづくレビューでしたが、機会があれば実際にハタケヤマの内野手用グローブを仕入れ、型付けから使用感まで長期間かけて検証してみたいと考えています。続報があれば、あらためてこのブログでお伝えしますので、気になる方はぜひ他の記事もあわせてチェックしてみてください。
ハタケヤマの内野手用グローブが気になる方へ
在庫や価格、モデルのラインナップは変動するため、購入を検討している方は下記リンクから最新の状況をチェックしてみてください。
型付け済みグローブを探している方へ
「気になるメーカーだけど、自分で型付けする自信がない」という方に向けて、私自身が一つひとつ型付けしたグローブをメルカリ・Yahoo!フリマで販売しています。
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よくある質問
Q. ハタケヤマの内野手用グローブは初心者にもおすすめですか?
A. 革が硬めでがっちりとした作りのため、購入直後から柔らかいグローブを求める初心者の方にはやや硬さを感じやすいかもしれません。型付けにある程度の時間をかけられる方に向いていると考えられます。
Q. どこで購入できますか?
A. 大手メーカーと比べると取扱店舗は多くないと言われています。公式サイトやオンラインストア、野球専門店などで取り扱い状況を確認することをおすすめします。
Q. キャッチャーミットと内野手用グローブで作りに違いはありますか?
A. 用途が異なるため型やポケットの深さなどの設計は当然変わってきますが、革の選定や縫製の丁寧さといったものづくりへのこだわりは、内野手用グローブにも共通して感じられました。
Q. 型付けにはどれくらいの時間がかかりそうですか?
A. 革が硬めでがっちりとした作りのため、柔らかい革のグローブと比べると型付けにやや時間がかかる可能性があります。毎日グローブに触れる頻度によっても変わってくるので、型付けの期間の目安についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
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