グローブの手入れ方法完全ガイド|長持ちさせるコツとやってはいけないNG行動
こんにちは。Baseball Growth LabのSAKURAです。
高校で甲子園、大学で全国大会を経験し、今はグローブの型付け・仕入れ・販売もしています。相談を受けていて感じるのが、こんな悩みです。
- 毎日オイルを塗った方が長持ちするのか分からない
- 汚れ落としはどのくらいの頻度で使えばいいのか分からない
- 良かれと思ってやっている手入れが、実は逆効果になっていないか不安
- 普段の練習後・試合後・雨の日で、手入れの仕方を変えるべきか分からない
グローブって、毎日オイルを塗ってあげた方が長持ちしますよね?
実はそれ、逆効果になることもあるんです。手入れは「やりすぎない」ことも同じくらい大切なんですよ。
グローブの手入れで一番大切なのは、「①汚れを落とす②必要な時だけ保湿する③今の良い状態を維持する」の3つだけです。 毎日オイルを塗ったり、毎回背面まで汚れ落としを使ったりするのは、むしろ逆効果になることがあります。
今回は、この基本を踏まえたうえで、普段・試合後・雨の日それぞれの手入れ方法から、おすすめの手入れ用品、やってはいけないNG行動まで、抜け漏れなく解説していきます。
| 場面 | ポイント |
|---|---|
| 普段の手入れ | ブラシで土を落とす→捕球面だけ汚れ落とし→乾燥時のみ保湿 |
| 試合後 | 練習後と基本は同じ。その日のうちに土を落とす |
| 雨の日 | 新聞紙を詰めて陰干し→完全に乾いてから保湿 |
| おすすめ用品 | ブラシ・汚れ落とし・保湿オイル・ムートン |
| NG行動 | オイルの塗りすぎ・汚れの放置・毎回背面まで汚れ落とし |
①手入れで大切なこと|「やりすぎない」ことも実は重要
グローブを長く良い状態で使い続けるためには、手入れをしすぎないことも大切です。毎日オイルを塗ったり、特別な手入れをしたりする必要はありません。
大切なのは以下の3点だけです。
- 汚れを落とすこと
- 必要な時に保湿すること
- 良い状態を維持すること
手入れの方法は状況によって変わります。普段の練習後、試合後、雨の日、長期間使わない時など、毎回同じ手入れをするのではなく、グローブの状態に合わせて対応することが重要です。
②普段の手入れ方法|土を落とすことが最優先
普段の手入れで最も大切なのは、練習後に必ず土を落とすことです。土が付いたままにしてしまうと、革を傷める原因になります。
帰宅後は、捕球面の汚れを汚れ落としで落とします。背面には毎回汚れ落としを使用せず、軽く汚れを落とす程度にとどめてください。背面まで毎回汚れ落としを使うと、グローブが重くなり、保湿された状態のグローブは次回使用時にかえって汚れが付きやすくなるからです。
保湿オイルを塗るタイミングは、乾燥してきた時や紐に柔軟性がなくなってきた時ぐらいで十分です。毎回オイルを塗る必要はありません。
手入れ後は、風通しの良い直射日光の当たらない場所で、グローブ内部の湿気を乾燥させます。
実際に使用する道具:
- ブラシ
- 汚れ落とし
- タオル
- 保湿オイル
- ムートン
③試合後の手入れ方法|グローブに感謝する時間でもある
試合後の手入れ方法は、普段の練習後と大きくは変わりません。試合が終わったその日のうちに、ブラシで土を落とし、必要であれば汚れ落としを使って捕球面を綺麗にします。
大切にしているのは、グローブに感謝することです。いいプレーができた時も、エラーをしてしまった時も、グローブは変わらず一緒に戦ってくれた相棒です。
グローブを磨く時間は、自分自身と向き合う時間でもあります。試合の反省をしながら手入れをすることで、次の日の練習や試合に向かう準備にもなります。グローブの手入れは、ただ道具を綺麗にするだけでなく、相棒に感謝し、自分自身と向き合う大切な時間だと感じています。
④雨の日の手入れ方法|間違った乾かし方が一番危ない
雨の日の練習や試合の後は、普段以上に手入れが大切になります。間違った方法で乾かしてしまうと、革が硬くなったり、型崩れしたりする原因になります。
手順:
- グローブに泥などの汚れが付いている場合は、ブラシなどを使って汚れを落とす
- グローブの中に新聞紙を詰め、風通しの良い場所でゆっくり乾燥させる
- 十分に乾いたら、捕球面の汚れを落とし、必要に応じて保湿オイルを塗る
- 保湿後は、開閉を行いながら自分の理想の形に調整し、普段通り保管する
グローブは水分を含んだ状態で乾くと、革や紐が乾燥しやすくなるため、乾燥後の保湿はとても大切です。
おすすめできない方法:
- ドライヤーで急激に乾かす
- 電子レンジに入れる
- 直射日光に当てる
- 濡れたまま放置する
焦らずゆっくり乾かし、乾燥した分だけしっかり保湿してあげることが重要です。夏場の汗・湿気対策も含めた詳しい手順は、下記の記事でさらに詳しく解説しています。
⑤おすすめの手入れ用品|高価さより「継続できるか」が大事
ブラシ
BALL TOWNの馬毛ブラシと豚毛ブラシを使用しています。馬毛ブラシは普段の土落としに、豚毛ブラシは汚れ落とし後の仕上げに使用します。
正直なところ、ブラシはどのメーカーでも問題ありません。大切なのは、高価なブラシを使うことではなく、練習後にしっかり土を落とすことです。
汚れ落とし
おすすめ製品:
特にフォーチュンフィールドは価格も安く、使いやすいためおすすめです。
保湿オイル
ローリングスの「濃革」を使用しています。 乾燥してきた時や、紐の柔軟性がなくなってきた時などに使用します。毎回塗る必要はなく、必要な時だけ使うことが大切です。
ムートン
特にこだわりがなく、ノーブランドのムートンを使用しています。グラボやハイゴールドのムートンは使いやすそうです。
また、ストッキングで磨く方法もおすすめで、艶がとても出るため、見た目を綺麗にしたい方に良いでしょう。
タオル
特にこだわりはありません。家にあるもので十分です。
手軽に済ませたい方にはオールインワンオイルもおすすめ
毎日部活がある方や、手入れをできるだけ簡単に済ませたい方には、オールインワンタイプのオイルがおすすめです。
特におすすめなのが、ローリングスの「スーパーマルチクリーナーオイル4」です。「汚れ落とし・保革・つや出しがこれ一つでできるので、初心者の方にも使いやすい」アイテムです。
高価な道具を揃えることよりも、自分が使いやすい道具を継続して使うことの方が大切です。
⑥やってはいけない手入れ方法|NG集
- オイルを塗りすぎる:グローブが重くなったり、柔らかくなりすぎたりします。捕球面がヘタりやすくなる原因にもなるため、必要な時に必要な量だけ塗ることが大切です
- 汚れたまま放置する:練習後や試合後に土が付いたまま放置すると、土や汗などの汚れが革を傷める原因になります
- 毎回背面まで汚れ落としを使う:グローブが重くなってしまいます。販売用や綺麗な状態を保ちたいグローブは別ですが、普段使いなら必要以上の手入れはしなくて良いでしょう
- 雨に濡れたグローブをドライヤーや電子レンジで乾かす:急激な乾燥は革や紐を傷める原因になります。焦らず、風通しの良い場所でゆっくり乾燥させることが大切です
グローブを大切に思い、愛情を持って手入れをすることはとても素晴らしいことです。しかし、愛情をかけることと、必要以上にオイルを塗ったり、毎回同じ手入れをしたりすることは別です。グローブの状態は日によって違うため、その日の状態を見ながら必要な手入れをしてあげることこそ、本当の意味での愛情だと考えています。
⑦私が実際に行っている手入れ方法
実際に行っていることはとてもシンプルです。
練習後や試合後には、必ずブラシで土を落とします。高校野球や大学野球をしていた時も、グラウンドで土を落とすことだけは欠かしませんでした。
帰宅後は、捕球面の汚れを汚れ落としで落とし、必要に応じて保湿オイルを使用します。その後、風通しの良い直射日光の当たらない場所で保管しています。
特別なことはしていません。手入れをする時間は、グローブに感謝する時間でもあり、自分自身と向き合う時間でもありました。「あの打球はもっと前で捕れたな」「次は一歩目を早くしよう」「もっと送球の準備を早くしよう」そんなことを考えながら、守備について振り返る時間でもありました。
高校時代の甲子園や大学の全日本大会でも、特別な手入れをしていたわけではありません。基本的な手入れを継続し、感謝の気持ちを持ってグローブと向き合うことが、私にとって最高の手入れ方法でした。
こんな人におすすめ
- ✅ 毎日オイルを塗った方がいいのか迷っている人
- ✅ 汚れ落としをどのくらいの頻度で使えばいいか分からない人
- ✅ 良かれと思ってやっている手入れが逆効果になっていないか不安な人
- ✅ 雨の日の正しい乾かし方を知りたい人
- ✅ 高価な道具に頼らず、継続できる手入れ方法を知りたい人
型付け済みグローブを探している方へ
「毎日の手入れまで手が回らない」「届いてすぐに使えるグローブが欲しい」という方に向けて、私自身が一つひとつ型付けしたグローブをメルカリで販売しています。
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学生時代から様々なグローブを使い、現在も数多くのグローブに触れてきた経験を活かして、試合で使いやすい型を意識して仕上げています。グローブ選びで最も大切なのは、「自分に合った一つ」を選ぶことです。その選択肢の一つとして、興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ
- グローブの手入れで大切なのは「汚れを落とす」「必要な時だけ保湿する」「良い状態を維持する」の3つだけ
- 普段の手入れは、練習後に土を落とすことが最優先。背面まで毎回汚れ落としを使う必要はない
- 試合後の手入れは、練習後と基本は同じ。グローブに感謝する時間として大切にしたい
- 雨の日は、新聞紙を詰めて陰干しし、完全に乾いてから保湿する。ドライヤーや電子レンジはNG
- 高価な道具を揃えることより、自分が継続して使える道具を選ぶことの方が大切
特別な手入れよりも、基本を続けることと、グローブの状態に合わせて対応することが、結局一番の長持ちの秘訣です。 ぜひ、自分なりの手入れ方法を見つけて、大切なグローブを長く使い続けてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. オイルは毎日塗った方がいいですか?
A. いいえ、毎日塗る必要はありません。乾燥してきた時や紐の柔軟性がなくなってきた時など、必要な時だけ塗るのがおすすめです。塗りすぎるとグローブが重くなったり、捕球面がヘタりやすくなったりする原因になります。
Q2. 背面も毎回汚れ落としでケアした方がいいですか?
A. 普段使いのグローブであれば、背面まで毎回汚れ落としを使う必要はありません。グローブが重くなり、保湿された状態が次回使用時にかえって汚れを付きやすくしてしまいます。
Q3. 雨に濡れたグローブは、どう乾かせばいいですか?
A. まず汚れをブラシで落とし、グローブの中に新聞紙を詰めて風通しの良い場所でゆっくり陰干ししてください。十分に乾いてから保湿オイルを塗ります。ドライヤーや電子レンジ、直射日光での急速乾燥はおすすめできません。
Q4. 手入れ用品はどのメーカーを選べばいいですか?
A. ブラシはどのメーカーでも大きな差はないと感じています。汚れ落としはフォーチュンフィールドや久保田スラッガー、保湿オイルはローリングスの「濃革」を使用しています。手軽に済ませたい場合は、ローリングスの「スーパーマルチクリーナーオイル4」のようなオールインワンタイプもおすすめです。
Q5. 試合前日は特別な手入れが必要ですか?
A. いいえ、普段の手入れと同じで十分です。土を落として、必要であれば汚れ落としで捕球面を綺麗にする程度で問題ありません。保管方法まで含めて見直したい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
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