テッペン(Teppen)のグラブとは?前身YSFからの変遷・素材・ラベルを徹底解説
こんにちは。Baseball Growth LabのSAKURAです。高校野球・大学野球を通じて内野手を専門にプレーし、甲子園出場も経験しました。現在はその経験を活かして、型付け済みグローブの仕入れ・販売にも携わっています。実は私自身、「YSF」というオーダーグラブブランドのグラブを持っていた時期があります。最近「テッペン(Teppen)」というオーダーグラブブランドをよく見かけるようになり、調べてみたところ、このYSFが生まれ変わったブランドだということが分かりました。今回は、その変遷の経緯や素材・モデル・ラベルの種類まで、リサーチで分かった範囲を包み隠さずまとめます。
- 「テッペン」というオーダーグラブブランドを最近よく見かけるが、どんなブランドか知らない
- 「YSF」と「テッペン」の関係がよく分からない
- テッペンのグラブに使われている素材やモデルの違いを知りたい
- テッペンのラベルにどんな種類があるのか知りたい
最近SNSで「テッペン」っていうオーダーグラブ、よく見かけるんですけど、どんなブランドなんですか?
実は私が昔気になっていた「YSF」というブランドが生まれ変わったブランドなんです。今回、そのあたりを詳しく調べてみたので紹介しますね。
テッペンは、「YSF」というオーダーグラブブランドが、品質を追求する方針のもとで生まれ変わったブランドだと、複数の第三者ブログで紹介されています。自由度の高さより品質を優先する方針に転換し、大阪府箕面市の自社工場で「至極仕上げ」という独自の最終工程を経てグラブが仕上げられています。
この記事のポイント
| 見出し | 内容 |
|---|---|
| ①テッペンとは?前身「YSF」からの変遷 | YSFとの関係、品質重視への方針転換、私自身の体験 |
| ②素材と「至極仕上げ」という仕上げ工程 | 使われている革の種類と独自工程 |
| ③モデルラインナップ | 内野手用・外野手用・投手用の型番 |
| ④確認できたラベルの種類 | 販売店の商品ページから分かる範囲 |
こんな人におすすめ
- ✅ テッペンというブランドについて詳しく知りたい人
- ✅ YSFを知っていて、テッペンとの関係が気になる人
- ✅ オーダーグラブの購入を検討していて、テッペンも候補に入れたい人
- ✅ グラブラベルのデザインにこだわりたい人
- ✅ 内野手用のオーダーグラブを探している人
①テッペンとは?前身「YSF」からの変遷

テッペン(Teppen)は、大阪府箕面市にある自社工場でグラブを製作しているオーダーグラブブランドです。運営会社の情報として公式サイトに記載されているのは「Mighty Long Trading, LLC」で、代表者名も明記されています。まこと兄やんの野球通信や野球道具ドットコムといった複数の第三者ブログでは、テッペンの前身が「YSF」というブランドだったと紹介されています。YSF時代はお客様の要望を何でも聞き入れる自由度の高いグラブ作りが売りだったものの、自由度が高いがゆえに品質面での課題があったとされ、その反省から「作るモデルの種類を絞り、品質と納期の正確さを追求する」という方針に転換して、テッペンとして再スタートしたという経緯のようです。ただし、この「YSF」という単語自体はテッペンの公式サイト内には見当たらず、あくまで複数の販売店・レビューブログ側の情報である点は正直にお伝えしておきます。レビューブログの中には、YSF時代の課題として「納期が読みにくかった」「捕球面の仕上がりに個体差があった」といった具体的な指摘をしているものもあり、これは私が耳にした「個体差の噂」とも重なる内容でした。テッペンになってからは、作るモデルの種類を絞り込むことで、品質と納期の安定を優先する方向に振り切った、というのが第三者ブログに共通する見立てです。
ここで一つ、正確を期すために補足しておきたいことがあります。「YSF」を名乗るオーダーグラブ工房は、実は今も現存しています。奈良県三宅町にある「Y’s Factory」という工房で、公式サイト(https://ysf-glove.jp)を確認したところ、現在も硬式グラブのオーダー販売を続けているようです。テッペンの前身として紹介されるYSFと、この奈良のY’s Factoryが法人として完全に同一かどうかは今回のリサーチでは断定できませんでしたが、少なくとも「YSF」というブランド名自体は、テッペンとは別に今も稼働している、という点は知っておいて損はないと思います。中古フリマなどで「YSF」と検索する際は、テッペンの前身として語られるYSFと、現存するY’s Factoryのどちらを指しているのか、出品者に確認してみるとよいでしょう。
Y’s Factoryの公式サイトに掲載されていた価格例(2026年9月確認時点)は以下の通りです。低価格帯でのオーダーができる点は、今も大きな魅力だと感じます。
| モデル | 価格(税込表記) |
|---|---|
| 内野手用(6型) | 38,500円〜40,700円 |
| サード用 | 38,500円 |
| 外野手用 | 38,500円 |
| 投手用 | 38,500円(王冠型カラー追加は39,600円) |
| ファーストミット・キャッチャーミット | 各44,000円 |
| スペシャルオーダー | 55,000円 |
注文方法としては、公式サイト上で「フルオーダーの際はできるだけ工房にご来所いただき」という案内があり、実際にグラブに触れながらオーダーする形が基本のようです。工房を訪れて完成品を直接購入することもできるようですが、その場合は事前に予約をしてから行く必要があるとのことです。SNSの運用はしていないようなので、気になる方は電話か問い合わせフォームからのやり取りが基本になると考えておくとよいでしょう。
私自身、このYSFのグラブが気になり始めたのは、YouTubeの「走れ大井チャンネル」でグラブレビューを見たのがきっかけでした。自由度の高さに惹かれてオーダーを検討していたのですが、「個体差があるらしい」という噂を耳にして不安になり、なかなか踏み切れずに悩んでいました。そうして迷っている間に、ブランド自体がテッペンへと生まれ変わってしまったのです。結局その時はオーダーのタイミングを逃してしまいましたが、友人が使っているテッペンのグラブを実際に触らせてもらう機会がありました。その後、メルカリで中古のYSFのグラブを見つけて購入したのですが、革が薄く、操作性に優れたとても良いグラブだと感じています。個体差の噂は気になっていたものの、私が手に入れた1つに関しては満足しているというのが正直な感想です。
②素材と「至極仕上げ」という仕上げ工程

テッペンの公式サイトによると、使われている革はステアレザーとヨーロピアンキップレザーの2種類です。ラインとしては、ステアレザーを使う「STANDARD LINE」と、ヨーロピアンキップレザーを使う「PLATINUM LINE」が用意されており、価格はSTANDARD LINEが58,000円(税別)、PLATINUM LINEが65,000円(税別)と案内されていました(2026年9月時点の確認時)。価格は改定される可能性があるので、実際にオーダーする際は公式サイトや取扱店で最新の情報を確認することをおすすめします。
もう一つ、テッペンの大きな特徴が「至極仕上げ」と呼ばれる独自の最終工程です。公式サイトの説明では、裁断・縫製を終えたグラブに対し、テッペンのグラブを仕上げるためだけに独自配合された、市販されていないオイルを使って仕上げを行うとのことです。この工程はグラブを柔らかくするための型付けとは目的が異なり、あくまで「フィット感」「捕球面の見た目」「手の平に乗る感覚」を整えるための仕上げだと説明されています。年間数千個のグラブをこの工程で仕上げてきたとのことで、オプションではなく全てのグラブに標準で施される工程だという点も特徴的です。私自身が使っているYSFのグラブも革が薄く操作性に優れていると感じていますが、テッペンのSTANDARD LINEで使われるステアレザーは牛革の中でも張りが強い部類とされる素材です。革の薄さ・柔らかさを重視するタイプの内野手には、革質の違いも含めて事前にお店で相談してみることをおすすめします。
なお、テッペンのグラブは高校野球のルールに対応させるため、青やグレーといった色は用意されていないと公式サイトに明記されています。高校球児がオーダーする場合は、この点もあらかじめ知っておくとよいでしょう。高校野球のグローブの色・サイズに関するルールについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
③モデルラインナップ
テッペンの公式サイトの仕様ページで確認できたモデル(型番)を、ポジション別に分けて整理しました。以前は内野手用モデルを2種類程度に限定しているという情報を紹介するブログもありましたが、今回公式サイトを確認した時点では、以下のようにラインナップが広がっていました。
| ポジション | 確認できた型番 |
|---|---|
| 内野手用 | MIE型、MIE-L型、IE型、RM6D型、SKM型、TP5型、ATM2型、HBK型 |
| 外野手用 | TTY型、TTY-S型 |
| 投手用 | SW1型 |
| 内野手・投手兼用 | MIE-P型 |
このほか、取扱店の商品ページでは「DSK」「TP9-S」といった型番も見かけましたが、公式の仕様ページには記載がなかったため、店舗別注や旧モデルの可能性もあると考え、今回は参考情報として留めておきます。型番の名称からある程度ポジションを推測できるものの、詳しい仕様は型番ごとに異なるため、実際にオーダーする際は取扱店で細かい仕様を確認することをおすすめします。とくにMIE系は内野手用の中でも複数の派生型番(MIE、MIE-L、MIE-P)が用意されており、公式サイトによるとMIE-Pは内野手・投手兼用のモデルとのことです。同じ「MIE」の名前でも型番によって用途が異なるので、自分のポジションや守備スタイルに合わせて、どの型番が該当するのか取扱店に相談するのがよいでしょう。
④確認できたラベルの種類
ラベルについては、久保田スラッガーやウィルソンのように「公式に全◯種類」とまとめられたページを見つけることができませんでした。そのため、ここではスポーツコバヤシ・マエハラスポーツといった取扱店の商品ページから確認できた名称を紹介します。あくまで各販売店が個別に掲載している情報の範囲であり、公式の一覧ではない点をご理解のうえ参考にしてください。
- サックス
- ピンク
- ピンクラメ
- ゴールド
- レインボーゴールド
- ブラックラメ
- パープル
- ブルーラメ
- フルロゴ
- プラチナ
これらの色付きラベルとは別に、番号が振られた「限定ラベル」というシリーズも存在するようです。取扱店の商品ページでは「限定ラベル15」のように番号で管理されている様子が確認でき、色名で選ぶタイプとは別枠で用意されている限定デザインだと考えられます。ラベルのバリエーションが豊富な分、グラブ本体の革色との組み合わせ次第で印象がかなり変わるので、気になる方は取扱店の在庫状況とあわせて確認してみてください。他ブランドのラベルの選び方については、以下の特集記事でまとめて紹介しています。
私が実際に使っているのは前身のYSFのグラブなので、テッペンのラベルを自分の目で確かめたわけではありません。ただ、友人のテッペンを見たときの印象としては、ラメ系のラベルは光の当たり方でかなり華やかに見えるので、写真だけで色味を判断せず、できれば実物か店頭のサンプルを確認したうえで選ぶのがおすすめです。
型付け済みグローブを探している方へ
テッペンのようなオーダーグラブは魅力的ですが、価格や納期の面でハードルを感じる方もいると思います。まずは型付けが済んだ既製品から始めて、自分のこだわりのポイントを見つけてから、次のステップとしてオーダーを検討するという流れもおすすめです。私が仕入れ・型付けをしたグローブは、メルカリとYahoo!フリマで販売していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
👉 Baseball Growth Lab のメルカリショップはこちら
👉 Baseball Growth Lab の Yahoo!フリマはこちら
まとめ
- テッペンは、複数の第三者ブログによると「YSF」が品質重視の方針に転換して生まれ変わったブランドとされている(テッペン公式サイトにYSFの記載はない)
- 「YSF」を名乗る工房は今も現存しており、奈良県三宅町の「Y’s Factory」(https://ysf-glove.jp)が硬式グラブのオーダー販売を続けている。テッペンの前身YSFと法人として同一かは断定できないため、検索時は混同に注意
- 革はステアレザー(STANDARD LINE)とヨーロピアンキップレザー(PLATINUM LINE)の2種類、独自の「至極仕上げ」が全グラブに標準で施される
- モデルは内野手用・外野手用・投手用まで幅広いラインナップが確認できた
- ラベルは色名タイプと番号制の「限定ラベル」があるが、公式の全種類一覧は見つからなかった
今回リサーチして分かった一番の発見は、私が昔気になっていたYSFが、品質を追求する形でテッペンという新しいブランドに生まれ変わっていたということでした。個体差の噂で一度は購入のタイミングを逃してしまいましたが、結果的にメルカリで見つけたYSFのグラブに満足しているので、これはこれで良い巡り合わせだったのかもしれません。テッペンを検討している方は、今回まとめた情報を参考に、気になる型番やラベルを取扱店で確認してみてください。オーダーグラブは既製品と違って、完成してから「思っていたイメージと違った」という後悔をしにくくするためにも、事前のリサーチが特に重要になるジャンルだと思います。今回のように前身ブランドの評判や仕上げ工程まで調べておくと、実際に問い合わせる際の質問の質も上がるはずです。
よくある質問(FAQ)
Q. テッペンとYSFは同じ会社ですか?
A. 複数の第三者ブログでは、テッペンはYSFが品質重視の方針に転換して生まれ変わったブランドと紹介されています。ただしテッペンの公式サイトにはYSFという単語自体は出てこないため、あくまで販売店・レビューブログ側の情報として理解しておくのがよいでしょう。
Q. 奈良県の「Y’s Factory」とテッペンは関係がありますか?
A. 今回調べた範囲では、代表者・所在地が異なる別の会社と考えられます。同じ「YSF」という略称でも、指しているブランドが違う可能性があるので注意してください。
Q. 「至極仕上げ」とは何ですか?
A. テッペンのグラブを仕上げるためだけに独自配合された、市販されていないオイルを使う最終工程です。型付けとは目的が異なり、フィット感や捕球面の見た目を整えるための工程とされ、全てのグラブに標準で施されます。
Q. テッペンは内野手用以外のグラブもありますか?
A. はい。公式サイトの仕様ページでは、内野手用に加えて外野手用のTTY型・TTY-S型、投手用のSW1型、内野手・投手兼用のMIE-P型なども確認できました。
Q. テッペンのラベルは色を自由に選べますか?
A. 取扱店の商品ページからは、サックス・ピンク・ゴールド・パープルといった色名のラベルや、番号制の「限定ラベル」が確認できました。ただし公式に全種類がまとまった一覧は見つからなかったため、選べる範囲は取扱店やタイミングによって異なる可能性があります。
Q. YSFのグラブは今でも手に入りますか?
A. はい。奈良県三宅町の「Y’s Factory」(https://ysf-glove.jp)が今も硬式グラブのオーダー販売を続けているようです。工房への来所オーダーが基本で、完成品を直接購入したい場合は事前に予約をしてから訪れる必要があるとのことです。私自身はメルカリで中古のYSFのグラブを見つけて購入しましたが、新品でのオーダーを希望する場合はこちらに直接問い合わせるのがよいでしょう。中古で探す場合は、個体差があるという噂もあるため、革の状態や使用感を出品者にしっかり確認することをおすすめします。
Q. テッペンのグラブの価格はどのくらいですか?
A. 公式サイトの確認時点では、ステアレザーのSTANDARD LINEが58,000円(税別)、ヨーロピアンキップレザーのPLATINUM LINEが65,000円(税別)と案内されていました。価格は変更される可能性があるため、オーダー前に必ず最新の情報を確認してください。
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